7月21日に出雲高校理数科1年生(39名)を対象に完全リモート形式でフィールド学習を実施しました。同校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校で,15年間にわたり高大連携のフィールド学習を行ってきました。
 今年度も昨年同様に新型コロナウィルス感染症への対応を考慮し,島根大学地域医学共同研究部門と出雲高等学校の2会場をWebで繋ぎ,完全リモート形式で実施しました。
 生徒たちは5つのテーマについて各々のミニ講義(開発の経緯,技術内容など)を受けた後,特許技術を活用して地域企業と共同開発した研究成果(新しい医療技術・システム)を実体験しました。
 「DX学習」では,出雲市内の開発企業と普通科1年生(8名)もWeb参加し,薬理学実習シミュレーターを一人一台の端末で体験しました。

 先端医学研究を実体験した生徒たちは,「オンラインだったが,実体験もでき,非常に充実した学習だった。」「新しい発見、科学の面白さに気付くことが出来た。」「開発企業の方の参加もあり,多方面からのお話が聞けて勉強になった。」と感想を述べました。


【実施した学習】
 「ナノメディシン」「救急医療」「看護医療」「医療栄養」「DX学習」
 担当教員:地域未来協創本部 地域医学共同研究部門 中村守彦 教授


【参加企業】
 「DX学習」株式会社イーグリッド 勝部芳久 取締役CIO

リモート形式での講義(中村教授)
DX学習(薬理学実習シミュレーター)の実習
医療栄養(制限食支援システム)の実習
開発企業とのWeb交流
右上:(株)イーグリッド勝部CIO様
左下:地域未来協創本部 中村教授
救急医療(マグネット鉗子)の実習
看護医療(点滴サポーター)の実習
救急医療(音声認識アプリ)の実習
島根大学地域未来協創本部 地域医学共同研究部門

出雲高校理数科1年生がリモートでフィールド学習を体験しました