平成18年度現代GPに採択!
地域医療教育遠隔支援e-ラーニングの開発
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概要
選定理由
趣旨・目的
実施体制
評価体制
教育改革への有効性
実施計画
参考資料
STAFF
実績報告
  趣旨・目的

 わが国では、人口構成の少子高齢化が進む一方で若年人口が大都市に集中し、地方の医療機関や保健福祉施設で働く若い医師や看護師の不足が深刻化し、離島や中山間地域を多くかかえる島根県の地域医療の担い手の確保は、危機的状態にあると言っても過言ではありません。このような深刻な状況の中にあって、「一県一医大構想」のもとに30年前に開設された島根医科大学(現在の島根大学医学部)は、県内唯一の医師養成機関・4年制看護大学として、多数の卒業生を県内の医療機関や保健福祉施設に地域医療の担い手を送り出すとともに、附属病院とともに地域医療の中核的役割を担ってきました。しかしながら、平成16年度に卒後臨床研修の必修化に伴いマッチングシステムが導入されたことにより、医学生が研修病院を自ら選択する仕組みが始まったことから、卒業生の大学病院離れは加速し、医学生や研修医にとって魅力ある研修プログラムを提示できない中小の病院には、医学生が病院見学に訪問する機会さえもなく、地域医療の現状を体験させることができないといった深刻な影響をもたらしています。

 このような危機的な状態にあって、島根大学医学部は、へき地出身者を対象とした地域枠推薦入試を医学科に導入して、故郷への強い愛着をもち、自らへき地医療への強い意欲をもった高校生を医学部医学科に迎え入れて医師に養成するプログラムを開始しました。また、これを起爆剤として、その周辺の学生を巻き込み、夢と使命感をもって地域医療に取組む学生とその指導医を養成するプログラム(地域医療人育成GP)への取組みを立ち上げたところです。また、平成18年度から医学科6年生全員を対象として、県内の地域医療病院において3週間の実習を行うカリキュラムを開始しました。拠点病院ばかりでなく県内に津々浦々に広がる診療所や保健福祉施設での実習を通して、医療現場で働く先輩たちの姿とそこに寄せられる地域住民からの医療のニーズを学生の肌で直に体験させ、彼らの興味と関心を喚起し、大都市の大規模病院での専門医志向の強い学生も含めて、地域における家庭医学やプライマリケアに力点をおいた全人的医療に目覚めさせる機会にしたいと考えており、地域住民に必要とされる島根大学医学部と附属病院の教育理念と目標を肌身で感じる効果が期待されます。また、看護学科においては、隠岐を含む県内の市町村や保健所、訪問看護ステーションや老人保健施設・老人福祉施設などでの実習を数年にわたって行ってきましたが、教員や実習施設でのマンパワーの不足から学生の学習ニーズに十分に応えきれておらず、学生の地域への志向を十分には掘り起こすことができていません。そこで、本取組は若者の携帯電話などの移動体通信機器利用の特技を活かし、e-ラーニングによる遠隔支援システムを構築して教育効果を向上させることによって、へき地にいてもへき地を感じさせることなく、地域医療教育を魅力あるものに変身させようとするものです。

 また、地域医療教育の内容充実のために、学生による実習への評価や実習施設担当者による学生、教育への評価を取り込むことが可能なシステムを構築します。

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