医学部長メッセージ 

医学部長 並河 徹 今日は島根大学医学部のサイトにお越しいただきありがとうございます。皆さまはどのような理由でこのサイトを訪れていただいたでしょうか。受験を控えた高校生とその保護者の皆さま、学士編入試験や大学院受験を考えておられる大学生や社会人の皆さま、日本への留学を考えておられる海外の大学生、大学院生の皆さま、現在当学部で学んでいる学生とその保護者の皆さま、島根大学や島根医科大学の卒業生の皆さま、島根大学を育んでいただいている地域や地元企業の皆さま、大学や研究施設の研究者の皆さまなど、さまざまな立場の方がおられると思います。このサイトをご覧いただくことで、島根大学医学部について、たくさんのことを知っていただくことができれば、幸いに存じます。

 島根大学医学部は、古代日本の中心地であった出雲に位置しています。古来より続く豊かな歴史文化と自然に恵まれた、とても良いところです。開学は1976年の島根医科大学開学に遡り、すでに40年あまりが過ぎました。この間に3000名を越える医師と900名を越える看護師を輩出しています。2003年には島根大学と島根医科大学が統合し、新たに島根大学医学部として今日に至っています。
 島根大学は、地域に根ざし、地域に貢献することを第一のミッションとしています。医学部も地域医療を支える人財を育てることを重要なミッションと考え、日々努力して参りました。地域医療を支える、とひとことで申しましても、その中身は様々だろうと思います。地域に密着して地域医療を支える医師、看護師を育てることは無論ですが、地域の中核病院で先進的医療を支える専門医、世界に伍していけるような研究を進め、後進を育てる医学部教員や研究者、医療・健康施策に携わる行政官など多様な人財を育てていく必要があります。最終的な進路は無論、学生自らが考えて選ぶものですが、どのような職場、職種を選ぼうとも、学生には、広い視野を持ちながら自分の力で考えて状況を変えていく力を身につけてほしいと考えています。そのためにどのような「学び」が必要か、これからも学部のスタッフとともに考え、実践していきたいと思います。
 研究についてもいくつかの取組を進めています。島根県という立地に根ざした研究として、地域包括ケア教育研究センターとの共同で進めている、健康長寿社会実現に向けた文理融合研究や、島根県に多い膵がんの予防・早期診断・治療法開発を目指す研究があります。また、先端的な医療研究として、間葉系幹細胞移植を応用した先天性代謝疾患の治療法開発、漢方を利用した精神疾患治療、ラマン分光を利用した新たな診断法開発を目指す医理工連携プロジェクトなど、多くのユニークな研究が進行しています。これからも、ローカルにもグローバルにも通用するような優れた研究を育んでいきたいと考えています。

 大学を取り巻く環境は厳しさを増しております。そんな中でも、学ぶこと、探求することの楽しさや醍醐味を味わうことのできる環境を、ここ島根の地で守っていけるよう、全力を尽くしていきたいと思います。本日、このサイトを訪れていただいたすべての方には、これからも島根大学医学部を見守り、支えて下さいますよう、心よりお願い申し上げます。
 

 

医の炎

医の扉