コレステロール塞栓症に対する血液浄化療法

2014年6月2日

(平成26年6月:最新治療)

腎臓内科 診療科長 伊藤 孝史

血液浄化装置

  コレステロール結晶塞栓症(CCE)は、血管内操作や抗凝固療法などの誘因を契機に、大動脈内の粥腫が破綻し、コレステロール結晶がシャワー様に散布され、腎、皮膚など全身の末梢動脈を閉塞することにより発症し、 下肢痛、網状皮斑が特徴的で、末梢動脈触知不可能、進行性腎不全にいたる場合があります。

 治療の目的は、血管拡張などによる血流の改善、抗炎症、免疫抑制、プラークの安定化で、有効な治療法としては、抗凝固剤の中止、ステロイド療法、スタチン投与、LDL吸着療法(LDL-A)などがあり、当院でもLDL-Aの有 効性を報告しています。

 今回、先進医療の承認を受けましたので、適応拡大を進めて行きたいと考えています。

【問合せ先】 腎臓内科医局 TEL (0853)20-2122