公開日 2014年10月08日
(平成26年10月8日:報道発表)
心臓血管外科の藤本欣史(ふじもとよしふみ)講師から、昨年末に1.1kgで出生した完全大血管転位症の患者さんが平成26年10月11日(土)に退院される旨説明がありました。
生後26日(体重1.2kg)の初回心臓手術に引き続き、生後2ヶ月(体重1.7kg)で根治手術(セニング手術)を行い、極低体重児であったために長期のNICU管理を行ったが、元気に退院の運びとなったと説明がありました。また、体重1.7kgでのセニング手術は国内最低体重例と思われる旨、併せて説明がありました。
藤本講師は「難しい手術だったが、島根県内においてもこのような症例の治療が可能であることを示すことができた」と述べました。
(記者会見の様子)
向かって右から藤本欣史(ふじもとよしふみ)講師(心臓血管外科)、中嶋滋記(なかしましげき)医科医員(小児科)