概要
・免疫血清検査室では、肝炎ウイルス抗原、抗体検査をはじめとするさまざな感染症の免疫学的な検査を実施しています。その他に感染症に関わるマーカーや腫瘍マーカーの一部を測定しております。
・抗原・抗体に関わる検査、反応原理に抗原・抗体反応を用いることから免疫血清検査室という名称になっています。
機器の紹介
・ARCHITECT i4000SR i1000SR
▼特徴
最新のCLIA法を採用した免疫検査測定装置です。
B型肝炎やC型肝炎などの感染症項目、腫瘍マーカー項目、血中薬物濃度を高感度に分析します。
また、細菌性敗血症の鑑別診断および重症度判定に有用なプロカルシトニンも測定しています。
▼測定項目
B型肝炎マーカー(HBs抗原・抗体、HBe抗原・抗体、HBc抗体)、HTLV-1抗体、HCV抗体
HIV抗原・TP抗体、SCC、CYFRA、PIVKAⅡ、ProGRP、プロカルシトニン
バンコマイシン、フェノバルビタール、フェニトイン、バルプロ酸、ジゴキシンなど
・ファディア250
▼特徴
全自動免疫化学発光技術を採用した免疫検査測定装置です。
サイトカインやアレルギーに関する項目を高感度に分析します。
▼測定項目
IgE、アレルゲン
・HISCL
▼特徴
アトピー性皮膚炎の重症度の評価に有用なTARCを高感度かつ、幅広い測定レンジを兼ね備えた
化学発光酵素免疫測定装置で測定しています。
▼測定項目
TARC
・Toxinometer MT6500
▼特徴
深在性真菌感染症の診断補助治療効果の判定に有用なβ-Dグルカンを比濁時間分析法に
より定量測定します。
▼測定項目
β-Dグルカン、エンドトキシン
・CL-JACK NX
▼特徴
化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)を採用し高感度測定が可能な装置です。
▼測定項目
sIL-2R、SP-D