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腹部超音波検査の新手法(Real-time virtual sonography)

(平成22年4月:最新治療)

肝臓内科 佐藤 秀一

 Real-time virtual sonography (以下RVS)は、あらかじめ撮影された腹部CTやMRI画像をエコー機械本体に呼び込み、磁気センサーを装着したプローブを患者さんに用いることで、観察される画像に同期したCTやMRI画像がリアルタイムで得られる技術です。
この技術を用いるとCTやMRIで検出したのにエコーではわからないということが少なくなり、エコ―を用いた肝がん治療の発展に貢献する可能性があります。
以前、この技術を導入した当初、「しろうさぎ」にご紹介しましたが、今回はこのRVS技術が、血管造影時CTで肝癌が疑われた病変の通常エコー検査検出率を50.7%から83.6%まで有意に向上させた趣旨の論文を米国放射線学会雑誌に投稿し受理されました( Evaluation of Virtual CT Sonography for Enhanced Detection of Small Hepatic Nodules: A Prospective Pilot Study AJR:194, 2010掲載予定)。今後はこの技術を用いて肝癌の治療の治療効果がその後どのように高まったか検討していく予定です。

RVSの実際の写真
RVSの実際の写真:
 右は実際に観察しているエコー画像、左はあらかじめ取り込んだCT画像で、エコー画像に同期してリアルタイムに表示される。矢じりは肝癌結節を表す。

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