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山陰初の320列CTが稼働

(平成22年4月:最新治療)

放射線部 梶谷 尊郁

 当院に山陰初となる320 列CT ( TOSHIBA AquilionONE)が導入され、3月30日から稼動を始めました。

 このCTの最大の特徴は、1回転で16cm(320スライス)の範囲を撮影できることで、当院で稼動している64列CTの1回転で4cm(64スライス)と比較して、単純計算ですが4倍も速い撮影ができることになります。例えば、胸部から骨盤までの撮影にかかる時間は、64列CTでは10秒程度ですが、今回導入された320列CTでは3秒程度で撮影することができ、患者さんにやさしい装置と言えます。

 この速さが最も威力を発揮するのは心臓CT検査です。今までは息止め時間が13秒程度(撮影時間は10秒程度)かかっていましたが、320列CTでは3秒程度(撮影時間は最速で0.35秒)で撮影ができます。また、撮影時間が短くなった分、使用する造影剤の量も少なくすることができるため、患者さんの体への負担も軽減できるようになります。

 今まで以上に、より広範囲をより速く撮影することができるようになりましたが、他にdual energy解析等、ソフト面での充実も図られており、320列CTならではの撮影方法があります。診断精度が高まる可能性を秘めた装置ですので、検査については放射線部にご相談頂ければ幸いです。

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