がんの温熱療法(ハイパーサーミア)装置が導入されました
(平成22年7月:最新治療)
放射線治療科 川口 篤哉、内田 伸恵
この度、当院に最新の温熱療法(ハイパーサーミア)装置が導入されましたので、ご紹介申し上げます。
温熱療法の原理
細胞は42度以上の熱で死滅しますが、がん細胞は正常の細胞よりも熱に弱い性質があります。がん病巣の環境は、微小血管が少なく血流による放熱作用が小さく温度が下がりにくい、酸素不足で酸性の環境であるなど、がん細胞が熱で死滅しやすい状態にあります。
加温方法
大きな2つの円板状の電極で体を挟み、電磁波でがん病巣やその近傍を加温する局所温熱療法です。がん病巣を42~43℃になるよう、45~60分間加温します。毎日治療をするとがん細胞が熱に強くなり、治療効果が低下しますので、週に1~2回程度治療するのが一般的です。
副作用
重篤な副作用はありません。
稀に加温した部位のやけど、痛み、頻脈や体温上昇が出現することがありますが、軽症で一過性です。
併用療法への影響
放射線や多くの抗癌剤との併用効果が認められています。
保険適応
がんの種類を問わず適応があります。
具体的な治療法
温熱療法が、がん治療の第一選択となる状況は限られており、現時点では通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや、再発がんの治療法の補助療法の一つと考えております。
温熱療法(ハイパーサーミア)の詳細は放射線治療科(0853-20-2002)までお問い合わせ下さい。












