歯科口腔外科
(2010年9月30日:更新)
歯科口腔外科の概要及び対象疾患と診療内容
口腔や顎骨には齲歯(虫歯)や歯周病のみならず口腔,顎,顔面の炎症、口唇裂、口蓋裂などの先天異常、先天的あるいは後天的な顎の変形症、顎・顔面の骨折や外傷、嚢胞、良性および悪性腫瘍、唾液腺疾患、歯をつくる細胞から発生する歯原性腫瘍,顎関節症などの顎関節疾患,口腔の心身的疾患,抜歯が必要な埋伏歯や智歯など多彩な病気が生じます.歯科口腔外科はこれらの多種にわたる疾患の診断、治療を行っています.また,歯科治療に際して特別な配慮が必要となる全身的な疾患を持たれている患者さんについては,担当医師とも連携のうえ安全な口腔外科治療や歯科治療を提供しています.
専門外来としては以下の診療を行っています.
インプラント治療(自費・一部は先進医療承認)
インプラント治療は,2009年2月に新設した顎顔面インプラントセンターにて行います.
顎顔面インプラントセンターにて行うインプラント治療は,一般医療と比べるとその技術・治療効果が極めて高いため,費用はすべて自己負担です.
腫瘍や外傷等で従来の義歯では咀嚼機能の回復が困難な患者さんに対しては,適応症に該当するか否かを慎重に判断し,歯科口腔外科外来にて先進医療として提供して参ります.
腫瘍外来
手術の範囲を小さくできるように,手術前に放射線治療やターゲット動注化学療法などを行っています.また,切除により失われた口腔の摂食・嚥下機能を回復するために,様々な方法で口腔,顎の再建を行っています.
また歯原性腫瘍の一部では手術侵襲を軽くするために,腫瘍の一部のみを切除して腫瘍の縮小をはかる開窓療法を行っています.
顔面補綴外来(先進医療承認)
手術により切除した顎骨の機能は義歯にて回復する事もできます.上顎,下顎のいずれにも応用できて,特別な手術を必要としません.通常あるいは特殊な歯科材料を用いて欠損部分を補うような義歯を作製します.顎義歯の専門医と歯科口腔外科医師と共同で行っており,県内の病院からも術後の患者さんが来られます.歯科口腔外科の顎顔面補綴治療は先進医療の承認を受けています.
口腔ケア外来
島根大学医学部附属病院の入院患者さんの,口腔ケア,摂食・嚥下リハビリテーションを,歯科口腔外科の歯科医師全員で担当しています.毎週,木曜日に院内ラウンドを行い,病室あるいは歯科口腔外科外来で口腔ケアを行っています.退院後は口腔ケアを継続して受けて頂けるように,地域の歯科医院に診療情報を引き継いで治療をお願いしています.
顎変形症外来
先天的あるいは後天的原因で上下顎の位置関係がずれてしまうのが顎変形症です.下顎が前方に出ている下顎前突症(いわゆる受け口),前歯部が浮いてしまって噛み合わない開咬症,左右の顔面形態が対称でない顔面非対称など多彩な病態があります.手術による治療が主体になりますが,手術前後の矯正治療も重要です.歯科口腔外科では専門の矯正歯科医と連携して治療を行っています.
唇顎口蓋裂外来
先天的に唇,顎,口蓋(口の天井の部分)に裂隙がある子供さんの治療を行います.手術が主体になりますが,手術をする口腔外科だけでなく,小児歯科医,矯正歯科医,一般の歯科医や歯科衛生士,看護士はもちろん,小児科医,麻酔科医,言語療法士などチームでの長年の継続的診療が重要です.歯科口腔外科では各科の専門医と連携して診療を行っています.
歯科口腔外科の特色
患者さんにより高度で安全な医療を提供できるよう,上記2つの先進医療の認定も受け,治療に当たっています.また,患者さんの負担が軽くなるよう地域関連病院,地域歯科医療機関と密な連携を図っています.さらに,口腔の疾患の早期発見のため地域歯科医療機関との連携で口腔細胞診を進めています.
治療は歯科口腔外科に在籍する歯科医師,ならびに聴能言語訓練士,歯科技工士,歯科衛生士,看護師がそれぞれの疾患に診療チームを組んで担当します.
実績
下記のホームページの「研究活動・実績」 を参照下さい.
患者さんへのメッセージ
下記のホームページの「学会・講演・セミナー等のご案内」を参照下さい.
リンク
島根大学医学部歯科口腔外科学講座:http://www.med.shimane-u.ac.jp/oral/index.html












