島根大学医学部ワークライフバランス支援室
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第5回ランチョントークを開催しました。

第5回ランチョントーク                               ポスターはこちらから

日時 : 平成23年5月25日(水)         
時間 : 11:50〜12:35       
会場 : 地域医療交流サロン
ゲスト : 小児科学講座 准教授 福田誠司先生
ゲストトークタイトル : 「小児科医夫婦2人のワークライフ“アン”バランス」
参加者 : 医学科3、4、5、6年17名、大学院生1名、職員5名など計23名

第5回ランチョントークは、小児科学講座准教授・福田誠司先生をゲストに迎え、「小児科医夫婦2人のワークライフ“アン”バランス 」というタイトルでお話いただきました。当日は、ランチョントーク初の男性ゲスト:福田先生というPRが功を奏したか、初めて7人の男子学生が集まりました。これで、本企画が「女子会」というウワサ?を払拭できました。

福田先生は1988年岐阜大学医学部卒業後、大学院生活や小児科医としての勤務を経て、同窓生で同じ小児科医のパートナーと2人のお子さん方とともに渡米し、インディアナ大学で9年間にわたる研究生活を送られました。小児科医としての激務に家庭と仕事の両立ができなくなった30代、「意を決して」家族いっしょに渡米したことが、パートナーとの関係や子どもとの結びつきを見つめ直す大きな転機になったそうです。また、その海外での生活や経験が家族の絆を深め、自分とパートナーのその後のキャリアアップにもつながったことを紹介していただきました。2007年、先に帰国したご家族を名古屋に残して本学小児科の准教授として赴任され、現在はちょっとさみしい単身生活5年目に。

福田先生が、特に思いを込めてお話されたことは、パートナーを大切に思うこと、パートナーのキャリアアップを考えること、ということでした。先生のパートナーが同じ小児科医でありながら育児のために一時臨床の現場を離れざるを得なかったこと、その一方で、先生ご自身は仕事の多忙さから家族を十分サポートできなかった時期があることなど、家族のこれまでのヒストリーの中で生まれた、先生の深い思いが感じられました。

学生たちへのメッセージとしては、医師や研究者の仕事は9〜5時で終わらないのが現実だけれど、「仕事だけ」の人はこれからのロールモデルにはなり得ない!ワークとライフのバランスをよくするためには、仕事だけでなく、父親も家事や育児を一生懸命、全力投球しようとすることが大切だ、と力強くおっしゃっていただきました。

参加した学生からは、育休から現場にカムバックした福田先生のパートナーが小児医としてキャリア形成していく具体的な過程や、ワークライフバランスという視点から見た場合に「小児科」という診療科への進路選択はどうか、また、「医局」に所属すること、そこから離れることって?など質問が相次ぎ、今回も時間いっぱいまで質疑応答が続く盛会となりました。


 ゲストの福田先生    口演の様子    聞き入る学生たち  
     ゲストの福田先生              口演の様子             聞き入る学生たち 

 

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