島根大学医学部ワークライフバランス支援室
HOME 医学部TOP 附属病院TOP お問合せ


第6回ランチョントークを開催しました。

第6回ランチョントーク                               ポスターはこちらから

日時 : 平成23年6月22日(水)         
時間 : 11:50〜12:35       
会場 : 地域医療交流サロン
ゲスト : 産婦人科学講座 講師 中山健太郎先生
ゲストトークタイトル : 「人生は短い!仕事か家庭かどっちが大事?」
参加者 : 医学科4、5年17名、大学院生1名、職員5名など計23名

第6回ランチョントークは、産科婦人科学講座講師・中山健太郎先生をゲストに迎え、「人生は短い!仕事か家庭かどっちが大事?」というタイトルでお話いただきました。当日は、健太郎先生のパートナーの真美先生(病態生化学講座大学院博士課程在籍中)も会場においでいただき、ゲストトーク後の質疑応答にも加わっていただきました。

−バラバラでスタートした結婚生活−
中山先生ご夫妻は、出身地・出身大学・医師としての目標・勤務場所が全然違っていた中で、それぞれ島根大学産婦人科、がんセンター内視鏡部として参加した第1回「癌分子標的研究会」で出会ったことがきっかけになってカップルになられたとか(出会いはどこで始まるかわからない!)。でも、結婚後も遠距離で別居の生活は続き、「子ども誕生後もバラバラで生活」していた結果、子どもを抱えて内科医としてフルタイム勤務していた真美先生と産婦人科の教員として臨床・教育・研究と多忙な健太郎先生の間にはなかなか厳しい時期が訪れたようです。

−「2人だともっと大きな仕事ができるはずだ」−
そんな時期に訪れた転機は、健太郎先生が卵巣がんの研究を米国で行うことになり、真美先生とお子さんと一緒に渡米した時でした。留学先の研究室の教授夫妻はともに研究者で、夫婦で最先端の卵巣がんの研究分野をリードしていました。その教授から「人生は短い、一人ではたいしたことはできないが、2人だともっと大きなことができるはずだ」と言われたことにインスパイアされた中山先生たちは、真美先生も米国でがん研究に加わることになり、ここで2人共通の目標「卵巣がん発生のメカニズム解明とその臨床応用」に向かって歩み始めることになったのだそうです。

−妻は最高のパートナー−
現在、健太郎先生は臨床医の立場から、真美先生は基礎医学の立場から、共通目標に向かって両輪で走り続けています。相変わらず趣味や好きな事はバラバラで、小学生になったお子さんは、週末にはそれぞれお父さん、お母さん別々の趣味につきあって(?)楽しんでいるのだそうです。家庭での夫婦共通の話題は、最新の研究データのことや直近の刺激的な他研究者の論文の内容だとか。健太郎先生のプレゼンスライドは「医師として、家族として、妻は最高のパートナーです」という言葉で結ばれていました(真美先生の検閲が入っていると思われますが・・笑)。

参加した学生からは、健太郎先生には何故産婦人科を選択したのか、真美先生には途中で専門分野を変えることに抵抗はなかったか、子育て中パートナーにはどんなサポートを期待するのか、など突っ込んだ質問も寄せられました。医師という専門職どうしの夫婦がお互いのキャリアを活かしながらどんな結婚生活を選択できるのか(選択するのか)、学生たちは大いに考えさせられたようでした。

 

 口演中の健太郎先生    口演後の歓談の様子    真美先生に質問する学生  
    口演中の健太郎先生          口演後の歓談の様子        真美先生に質問する学生 

 

ページTOPへ

戻る

 

© 2010 Shimane University Faculty of Medicine. All Rights Reserved.