島根大学医学部ワークライフバランス支援室
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NPO法人「イージェイネット」メールマガジン第8号に小林病院長の執筆記事が掲載されました。
 

「イージェイネット(女性医師のキャリア形成・維持・向上をめざす会)」(http://www.ejnet.jp/)は、「女性医師を含むすべての医療従事者が安心して働くことができる病院」という観点から「働きやすい病院」評価・認証事業を実施しているNPO法人です。島根大学医学部附属病院は、2007年に全国の大学医学部附属病院としては初めて、そして唯一の本認証を受けました。(http://www.hospirate.jp/list.html)

このたび、NPO法人「イージェイネット」発行のメールマガジン第8号(7月配信)に、本院の小林祥泰病院長の執筆記事が掲載されましたのでご紹介します。

以下、イージェイネットメールマガジン第8号(7月配信)より一部転載 (転載許可済)

━━ http://ejnet.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇NPO法人イージェイネット メールマガジン第8号◇◆
「時代をリードする医療人が働きやすい病院の作り方、お教えします」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010/7/27━━━

◆◇━━━━━━━━◆◇◆今月のニュース◆◇◆━━━━━━━━━◆◇

〔1〕『働きやすい病院作りについて』
   島根大学医学部附属病院長 小林祥泰氏
〔2〕 これからのイベントのお知らせ
   <東京都> 第2回 キャリアイノベーションセミナー
〔3〕 ホスピレート説明会の日程(7〜8月分)
〔4〕 NPO法人イージェイネット メルマガ事務局よりお知らせ

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◆今月のイージェイネットのメルマガでは、島根大学医学部附属病院長の 小林祥泰先生より、働きやすい病院作りについての大変心強いメッセージ を頂きました。
すでに島根大学医学部付属病院で先進的に取り組まれている医療スタッフ へのキャリア支援等についても多数ご紹介頂いております。
大変読み応えのある内容ですので、ぜひ皆様ご一読下さいませ!

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『働きやすい病院作りについて』

「衣食足りて礼節を知る」、春秋時代、斉の宰相管仲の言葉です。
職員が不満だらけで、労働させられていると思っていたら、患者さんへのサービスが良くなるわけがありません。まず職員の満足度を上げることが患者サービス向上の基本です。病院は女性が圧倒的に多い職場ですので、まず女性が働きやすい病院にすることが大事です。

そこで当院では女性スタッフ支援室を立ち上げ、院内保育所開設、病児保育、病棟保母配置、在宅研修システム、専任カウンセラー配置などを行ってきました。今年からはすべての教職員に対象を広げ「ワークライフバランス支援室」に組織替えしました。

また、6年前から病院医学教育研究費を新設し、医療安全やサービス向上、経費節減等につながるユニークな研究を助成すると共に、コメディカルを対象にキャリアアップのための研修費助成を行い、毎年多くの成果が上がっています。

2年前から専任准教授を迎えて病院医学教育センターを開設し、医療安全等の研修の統合も行いe-learningシステムも軌道に乗せました。認定看護師研修にも奨学金を出して6年間で1名から6名に増加しました。彼女らによる看護専門外来も患者さんに好評です。また、今後を見据えてナースマン増員のための環境整備にも力を入れています。

大学病院では医療職の卒後臨床研修が極めて重要なので卒後臨床研修センターだけでなく、看護教育部門も大幅増強しました。海外研修を終えた専任講師によるスキルアップセンターを開設、模擬ICUで看護師にも注射等の手技に加えてショック対応など危機管理対応の訓練も開始しました。

また、医師、看護師等の雑用を減らして本来業務比率を増やすためにクラークを早くから採用し現在26名、法人化以前は全くいなかったMSWを7名診療録管理士を4名、臨床工学士を9名配置しました。

どの職種でもやりがいのある仕事は忙しくても疲弊しにくいものです。
職員の満足度を上げてモチベーションを上げることが働きやすい病院の基本と思います。

●島根大学医学部附属病院長 小林祥泰氏

↓島根大学医学部附属病院のホームページはこちらです。
http://www.med.shimane-u.ac.jp/hospital/index.html

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