島根大学医学部ワークライフバランス支援室
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NPO法人「イージェイネット」メールマガジン第21号にマタニティ白衣の記事が掲載されました。
 

NPO法人「イージェイネット」発行のメールマガジン第21号(8月配信)に、WLB支援室の津森登志子副室長の執筆記事【「有りそうで、実は無かった」医師用マタニティ白衣を新たに開発】が掲載されましたのでご紹介します。

以下、イージェイネットメールマガジン第21号(8月配信)より一部転載 (転載許可済)

━━ http://ejnet.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇NPO法人イージェイネット メールマガジン第21号◇◆
「時代をリードする医療人が働きやすい病院の作り方、お教えします」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2011/8/30 ━━

〔2〕会員からのイベント・活動報告
  「有りそうで、実は無かった」医師用マタニティ白衣を新たに開発
  ◆島根大学医学部附属病院 ワークライフバランス支援室
                      副室長  津森 登志子 氏

島根大学医学部附属病院ワークライフバランス支援室では、昨年秋頃、妊娠中の女性医師が快適に着用できる白衣が欲しいという職員からの要望を受け、医師用のマタニティ白衣を購入して必要な職員に必要な時期だけ
貸し出すレンタル制度を考えていました。

妊娠中の医師は、お腹が大きくなると白衣のボタンを外して着るか、サイズの大きな男性用などを(ウエスト以外のサイズが合わなくても!)着ていたのが実情だったのです。ところがいざ市販の白衣を調べてみると、看護師用には様々なタイプのマタニティ白衣がありましたが、医師用のコートタイプ白衣にマタニティ用はありませんでした。まさに「有りそうで、実は無かった」のです。

それならば、自分たちで作ってしまおう!と、地元の白衣メーカーと産学共同で医師用マタニティ白衣の共同研究・開発を行うことになりました。今年の春から製作を開始し、実際に妊娠中の本学の医師たちに試着を依頼しては何度も改変作業を行ってきました。このたび、ようやく「研究用」としての白衣が完成し、病院長同席の下、8月16日に記者発表を行って披露しました(平成23年5月30日特許出願済)。

今後はこの「研究用」白衣で学内でのモニター調査を行い、さらに改良して実用化を目指します。最終的には当初の目的通り実用版の白衣を使って、支援室による「マタニティ白衣のレンタル制度」を開始することにしています。

妊娠後期でも診療に従事する女性医師にとって、職務上必要であるにも関わらず、適切に着用できる白衣の必要性にはこれまであまり目が向けられなかった...。私たちの今回の試みは、そこに大きな一石を投じることになったのではないでしょうか。妊娠中でも快適にまた素敵に着こなすことができる白衣の存在は、女性医師のストレスを緩和し、仕事へのモチベーションを保ちながら産休前まで生き生きと働くための、重要なサポートツールの一つになることが期待されます。

詳細は、当支援室ホームページをぜひご覧ください。開発の経緯の写真集、記者発表で披露した白衣の写真なども掲載しています。附属病院ホームページにも記者発表の記事を掲載していますので、こちらも併せてどうぞご覧ください。

*島根大学医学部附属病院ワークライフバランス支援室ホームページ
http://www.med.shimane-u.ac.jp/hospital/wlb/

*島根大学医学部附属病院ホームページ
http://www.med.shimane-u.ac.jp/hospital/houdou/houdou110816_2.html

【報告者】島根大学医学部附属病院ワークライフバランス支援室
                    副室長 津森 登志子 氏

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