| 1-A-4-2 | 第17回医療情報学連合大会 17th JCMI(NOV,.1997) |
○井手 康子1,2 , 石川
俊幸1,2 , 柴田 俊雄1,3
, 中村 定敏1
小倉第一病院1 , 小倉第一病院看護部2
, 小倉第一病院医療情報室3
Nursing record systematiged using computers
○Yasuko Ide1,2 ,
Toshiyuki Ishikawa1,2 , Toshio
Shibata1,3 , Sadatoshi Nakamura1
Kokura Daiichi Hospital (kdh@po1.infosphere.or.jp)1 , Nursing staffs ofKokura Daiichi Hospital2 , Medical information room of Kokura Daiichi Hospital 3
Keywords:Nursing record,Problem Oriented System
近年、透析者の高齢化や長期透析治療に伴う合併症の問題、種々の合併症を有する糖尿病性腎不全透析者の増加などさまざまな問題が深刻さをましており、透析治療における看護の重要性もさらに高まってきている。透析者本位の看護を行うためには、医師やコ・メディカル間でのより密接な情報交換と看護記録の充実が重要な役割を果たす。今回は、コンピュータ支援システムを活用した看護記録の取組みについて報告する。
当院ではチーム医療に役立つ種々の機構を工夫かつ組織化し、組織医療に発展させてきた。その中核をなすものは当院で開発した「コンピュータによる血液透析チーム医療支援システム」であり、またシステムカルテ、POS(Problem
Oriented system:問題志向型システム)、合同記録、各種のマニュアル等である。コンピュータによる看護支援システムは、看護管理支援、日常業務支援、看護過程支援、透析業務支援、教育支援、検査支援、物流支援、薬剤支援、給食支援などで構成しているが、その中でも体温表作成(日常業務支援)、問題リスト・看護計画・看護サマリー(看護過程支援)・透析記録(透析支援)などは
POSを積極的に取入れた看護記録である。
POSでは患者のいろいろな問題を一つ一つ取り上げて対応していかなければならない。個々の問題で患者の訴え(S)、客観的なデ−タ(O)、評価(A)、プラン(P)と分けるやり方で、患者本位の優れた方法である。しかし、そのためにかなりの知識と判断力と記入のための時間を要するという難点がある。一般的に看護教育と職場の取組みの姿勢の差から人手が多く、レベルの高い大学病院や大病院でなければ無理だと思われている。一方、このPOSはコンピュ−タ化に良くなじむという特質がある。当院ではコンピュ−タ化することにより、十分に使いこなしているばかりでなく、診療の質の向上と著しい省力効果が得られている。
コンピュータによりシステム化され、活字化率の向上した看護記録は情報が豊富で、一覧性に優れたものとなった。また、データベースさえ十分であれば、ある定められた条件によるデ−タの選び出し、検査値の判定、プランの設定等は容易であり、大幅な省力化を実現することができた
1 中村定敏他:即戦力看護診断POS:廣川書店、1995
2 石川俊幸他:コンピュータを利用した看護支援システム-POS・看護診断の取組みその2-:第12回看護情報システム研究会講演集、45-48,1996