カリキュラム・ポリシー(CP 教育課程編成・実施の方針)


 生命の尊厳と患者の権利・人格の尊重を教育の理念とし、広い教養と高い倫理観、科学的な探究心とコミュニケーション能力を身につけ、時代の要請に応じて地域に貢献する医師を養成する。 

 医学科では、豊かな心を持ち、信頼される医療人になるべく、医の心と十分な知識・技術を学んだ医学士が誕生するよう入学当初から一貫した指導に専念している。医療人に必要な人間性を高めるために、国際的な視野に立ったコミュニケーション能力、社会人としての豊かな教養および高い倫理観を養い、生命の尊厳や患者さんの権利と人権尊重の重要性が理解できる指導を行う。科学的探究心を持ち、かつ、多職種との連携ができる善良な医療人として地域社会で活躍できる医師を養成する。
 各科目においては、学習の到達目標を明示し、基本的知識と基本的技術を教授するとともに、自学自習を促して高い問題解決能力を育成する。また、科学と情報技術の進歩に対応し、それらを活用できるように生涯にわたって知的向上を目指す能力を養う。さらに、患者さん中心のチーム医療の本質を理解し、その実行に必要なコミュニケーション能力、将来の医療・教育現場での指導能力、国際的に活躍できる能力を養うことを目指している。
 6年間の一貫教育を実施しており、1年次には、医学概論I・IIを含む専門基礎科目を履修するほか、週1日は松江キャンパスにおいて教養育成科目を履修する。また、医学部附属病院で早期体験実習を実施し、将来医師となることの動機付けを行う。2年次からは、基礎医学系の解剖学や生理学など専門科目の履修が始まる。3年次には、学生自らが希望する講座で研究や臨床の基本を学ぶ講座配属を実施する。3年次の1月からは、4年次にかけて自学自習と問題解決能力、実践的能力を身につけるために医学チュートリアル教育を実施する。医学チュートリアル教育では、臓器別・系統別に26コースを設け、コースに関連する基礎医学、臨床基礎医学、社会医学を組み込んで、臨床医学を約1年間学習する。4年次末に共用試験CBT(コンピュータを活用した知識・問題解決能力試験)およびOSCE(客観的臨床能力試験)を実施し、4年次末から始まる臨床実習に必要な知識・技術・態度が備わっているかの判定を行う。これらの試験に合格した者が、4年次末から6年次にかけて附属病院、関連教育病院ならびに地域医療病院等において70週間の臨床実習を行う。臨床実習では、学生が医療チームの一員として実際の診療に参加し、より実践的な臨床能力を身につける臨床参加型実習(クリニカルクラークシップ)を行う。英語教育は1年次から6年次まで6年間一貫教育を行っている。そのほか、自由科目として、医療人としての視野を広げるための「アドバンスト・イングリッシュスキル・コース」、学生が自主的に教員のもとで研究・手技等を学ぶ「医学研究の基礎」を設けている。

 

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