カリキュラム・ポリシー(CP 教育課程編成・実施の方針)

医学科

 医学部医学科では、以下のようなカリキュラム編成のもと、学習者の修学を促進し、求められる能力の修得を目指します。

  1. 医学科では、6年間の一貫教育を通じ、医の倫理やプロフェッショナリズム及び医師になるために必要な知識、技能、態度を身につけます。
  2. 1年次には、医学概論を含む専門教育科目のほか、松江キャンパスにおいて教養育成科目を履修し、豊かな教養を養うとともに、生命の尊厳や倫理観についての認識を深めます。また、医学部附属病院での早期体験実習を通じて、将来医師となるための動機付けを行います。
  3. 平成28年度からは、新たに「地域医療学」を開講し、地域医療への動機付けの向上を図ります。更に、1年次学生を含めた全学年の希望者を対象に、夏季・春季地域医療実習を実施し、県内の医療機関で地域医療を体験します。
  4. 英語教育は1年次から6年次まで6年間一貫して実施し、医学英語の基礎から実践的な語学力向上を図ります。また、自由科目として、「アドバンスト・イングリッシュ・スキル・コース」や「海外研修」を設け、より高度な英語力の修得と異文化の理解を通じた国際的視野の涵養を図ります。
  5. また、学生が自主的に教員のもとで研究の基礎を学ぶ「医学研究の基礎」により、早期から研究について理解を深めるとともに、研究体験を通じて、科学的かつ理論的な思考力を身につけます。
  6. 2年次からは、基礎医学系の解剖学や生化学、生理学など専門教育科目を履修し、基礎医学の基本を修得します。
  7. 3年次には、学生自らが希望する講座で研究や臨床の基本を学ぶ講座配属を実施します。この間、医学研究に対する理解を深め、研究に対する姿勢(リサーチマインド)を身につけます。
  8. 3年次の1月から4年次にかけては、自学自習の習慣や問題解決能力、主体性・リーダーシップ等の能力を身につけるために医学チュートリアル教育を実施します。学生は、少人数のグループに分かれ、チューターのもとでグループ学習を行います。医学チュートリアル教育では、臓器別・系統別に28コースを設け、コースに関連する基礎医学、臨床基礎医学、社会医学を組み込んで、臨床医学への導入を約1年間学びます。
  9. 4年次末に、共用試験CBT(コンピュータを活用した試験;臨床実習に必要な知識についての試験)及びOSCE(客観的臨床能力試験;臨床実習に必要な技能・態度についての試験)を実施します。これらに合格すると、スチューデント・ドクターの称号が与えられ臨床実習を行うことができます。
  10. 臨床実習は、4年次末から6年次にかけて、72週間にわたり実施します。大学附属病院、関連教育病院ならびに地域医療病院等において、学生は指導医の指導のもとで、医療チームの一員として責任と主体性を持って実際の診療に参加する臨床参加型実習(クリニカル・クラークシップ)を行います。これにより、実践的な臨床能力及びコミュニケーション能力を身につけ、また、多職種連携チーム医療や医療倫理・医療安全、患者医師関係など幅広く臨床の基本を学びます。また、この間に、課題抽出能力や問題解決能力及び生涯にわたって自己学習・研鑽に励む能力を養います。5年次には、出雲市内の診療所での1週間の地域医療実習と2週間の地域医療実習を実施し、特に後者では、約40の県内の中山間地・離島の医療機関の協力の下で、泊まりがけの実習を行い、地域医療を理解し、地域医療へ対する動機付けの更なる向上を図ります。6年次は、ひとつの診療科・地域医療機関でのより長期間にわたる実習を行い、より実践的な臨床能力を身につけます。また、この間、海外の医療機関における実習を積極的に実施することで、グローバルな視点を身につけます。