![]() |
「医の炎」を灯した医療人の育成と地域から世界への発信島根大学医学部のホームページへおいでいただきありがとうございます。本医学部は、JRの出雲市駅から歩いても20分の市街地周辺部にありながら、車で2,30分も走ると心いやされる美しい海岸・湖や山・渓谷があり、市内はじめ周辺にいくつも温泉があるという素晴らしい自然環境、また新鮮な海の幸と山の幸、きれいな水とおいしい米(したがって美味しいお酒)にも恵まれています。このような静かで豊かな環境の中、地域・県内の市民の皆さま、県や市などの行政や地域の医療機関などからの熱い期待と温かい支援に支えられていることに日々感謝し、また全国からこの出雲の地に集ったことの「ご縁」のありがたさを感じながら、教育、研究、医療に、教職員、学生が一丸となって励んでいます。 |
旧島根医科大学設立当時の高い志は、正門横の生垣にある「医の炎」と、医学教育のためご献体下さった皆様への慰霊碑「医の扉」の2つの石碑とともに、今に受け継がれています。すなわち、島根大学医学部は、生命の尊厳と患者さんの権利・人格の尊重を教育の柱とし、豊かな教養と高い倫理観を備え、科学的な探求心と総合的な判断能力を培った、地域の医療と人類の福祉に貢献する医療人を養成することを目指しています。
大学は真理を追究し、学生、教職員を含めて人が育つところです。学生、教職員が、如何にヒト、人、患者さん、生命に肉迫し、真摯に学ぶかが本質であり、本医学部は、ここで学んだ医師、看護師が生涯「医の炎」を燃やしつづけるため、まず入学された全ての学生さんが「医の扉」を開き、その心に「医の炎」を灯す場となることを目指し、全教職員が全力で取り組みます。私見ですが、師(教員)は、自分を越える弟子(学生)を育てるのが使命であり、弟子(学生)は、自分の師(教員)を越えるのが役割です。他の学問と同様に医学、看護学の進展は日進月歩であり、その意味で大げさでも何でもなく、学生さんと教員は医学・看護学を目指す同士であり、ライバルとして、単に知識や技術を教授し、学修するのみでなく、お互いに日々謙虚に真摯に学んでいくべきであると考えています。
〔医学科〕 医学科では第1期生を迎え入れた昭和51年以来、2,877名(平成23年現在)の卒業生を社会に送り出し、多くの卒業生が島根県内のみならず全国各地の地域医療の現場における病院長、部長などの医療人あるいは教授などの教員となって活躍しています。とりわけ地域医療教育に関して、入学時(さらにそれ以前)から学部在学中、卒後研修から生涯教育まで、全国に先駆けて一貫した教育・支援システムを構築しつつあります。さらに、「地域から世界へ」を目指して、海外研修や学部生時代からの研究への動機付けを推進するカリキュラム改革を進めています。
〔看護学科〕 平成11年度に学科を開設し、平成15年春の第一期生卒業以来、615名(平成23年現在)の看護職(看護師・保健師・養護教諭)を社会に送り出してきました。開設当初の卒業生たちは現場の中堅スタッフとしてその実力を期待されるようになり、大学院で専門性に特化した学習を経て、臨床管理職や大学の教育研究職など、看護専門職としてのキャリアを積み上げつつあります。とりわけ県内の保健医療機関において、将来リーダーとしての役割が発揮できるよう、一貫性のある「基礎-卒後教育」の構築を推進しています。また、地域の医療ニーズに応えるべく、助産師教育課程の申請をしています。
〔大学院〕 博士課程においてはすべての科目を医科学専攻に統合して、松江キャンパスとの学際的な研究(全学のHPを是非ご参照ください)に基づく医理工農連携プログラム科目を含め、柔軟に科目を履修できる体制を整えました。従来からの研究者育成コースに加えて、研究を希望される臨床医の皆さんが、専門医・認定医取得と並行して無理なく学位取得を実現できるよう、長期履修制度を活用した高度臨床医育成コース、腫瘍専門医育成コースを設置し、高い知識と高い技術を兼ね備えた臨床医及び腫瘍専門医の育成と臨床研究の推進に取り組んでいます。医科学専攻修士課程では社会の要請に対応し、総合医科学コースに加えて、がん専門薬剤師養成コースと、全国に先駆けて地域医療支援コーディネータ養成コースと医療シミュレータ教育指導者養成コースを設置しました。看護学専攻修士課程では、地域の保健医療機関において高度な専門的実践・臨床教育・臨床研究をリードする人材を育成することを重視し、看護援助学コース・看護管理学コース・成人看護学コース・母子看護学コース・地域在宅看護学コース・高齢者看護学コースに加えて、老人看護CNS(専門看護師)コースを設置しました。
〔附属病院〕 2011年6月に極めて斬新なアイデアに基づいた新病棟がオープンし、がん診療およびがん専門医療人育成をはじめとする診療・教育、ワークライフバランス支援など多くの新しい取り組みを強力に進めながら、「地域医療と先進医療が調和する大学病院」を理念として、次の5項目を目標に掲げて診療にあたっています。①患者さんの視点に立った医療の提供 ②安全・安心で満足度の高い医療の実践 ③人間性豊かな思いやりのある医療人の育成 ④地域医療人とのネットワークを重視した医療の展開 ⑤地域社会に還元できる臨床研究の推進
私たち教職員一同は、学生さんや市民の皆さんの意見に真摯に耳を傾け、より良い教育・研究・診療を目指して、社会に開かれたより良い医学部を柔軟に創っていきたいと考えています。あなたも全国から集まる神々とともにこの出雲の地で、島根大学医学部で「医の扉」を開け、私たちと一緒に「医の炎」を生涯燃やし続けて、地域から世界へ発信する医療を創ってみませんか。
