2019年6月27-28日札幌市で行われた,第72回日本酸化ストレス学会学術集会で,
島根大学と松江赤十字病院で行った臨床研究の結果について口頭発表を行いました。
我々の研究では,原発開放隅角緑内障患者さんが抗酸化サプリメントを使用すると,眼圧が下がる可能性がある事が示されています。
発表の後の質疑では多くの先生方からコメントや質問を頂き,予定時間をずいぶんとオーバーしました。
眼科とは違う他分野の研究者と交流できて,新しいアイデアを仕入れることができました。抗酸化サプリメントを広く臨床に応用するには,
これからさらにエビデンスを積み上げる必要がありますが,400万人とも600万人とも言われる緑内障に対して,補完的代替医療を模索することは,
緑内障による失明を減らす方法として有望であると感じています。
谷戸 正樹