2021年1月19日, 中国人の先生方に向けた初めてのマイクロフックトラベクロトミーのセミナーを行いました。
中国では2020年の秋にマイクロフックに使用する器具が承認され,いよいよ今年から本格的に臨床使用されるようになると思います。
ちなみに中国では,マイクロフックトラベクロトミーは,TMH(Tanito Micro-hook)と呼ばれています。
新しい緑内障手術ですので,器具の種類や具体的な手術手技,適応を中心にお話ししました。オンラインセミナーですが約30名の先生方が参加してくださいました。
私の講演の後は,中山医科大学で緑内障を専門とされている张秀兰教授(Prof. Xiulan Zhang)とのDiscussionも行いました。
Discussionは英語でしたが,その前の私のセミナーは,中国語のスライドを使用して,私が日本語でしゃべり,同時通訳の方が中国語に翻訳するというスタイルでした。
张教授は,ちょうどセミナーの当日に第1例目のTMHを行われたそうで,器具の操作性や線維柱帯の切開しやすさについて大変気に入られた様子でした。
TMHが中国での緑内障診療に役立つことを期待しています。
谷戸正樹