2021年5月19日,20日に開催された第74回日本酸化ストレス学会で発表をしました。
今回も残念ながら仙台での現地開催はかなわず,Web開催でした。私は,緑内障患者において血液中の抗酸化能の低下が,眼内での酸化ストレス亢進を反映していることの臨床検体を用いた研究結果を,
髙柳先生は,血液の抗酸化能の低下が網膜血管の狭細化と関連がある事を,やはり臨床検体を用いた解析で示しました。
これらの知見は,緑内障が単なる眼の中の病気ではないことを示唆する知見であると考えています。将来的に緑内障の予防治療に応用すべく研究を続けています。
当然のことながら眼科がらみの発表は我々以外にほとんどありません。普段あまり聞くことがない基礎研究や他分野の先生方の発表を聞くと,いつも新鮮な刺激を受けます。
今回も大変良い機会となりました。
谷戸正樹