2021年5月23日、第65回山陰眼科集談会・第107回鳥取大学眼科研究会が現地米子とWEBのハイブリッド開催となり島根大学からはWEB参加で一般講演5題の発表を行いました。
鳥取大学からは毎回多くの角結膜に関する演題が出されますが、今回講演中にあったPredescemetoceleは私がこれまで知らなかった概念で大変興味深く拝聴しました。
特別講演は自治医科大学さいたま医療センターの蕪城俊克先生による「ぶどう膜炎研究の新しい展開」でした。
硝子体を検体に33種の炎症性サイトカイン濃度を計測しサルコイドーシス、急性網膜壊死、眼内リンパ腫、細菌性眼内炎それぞれに上昇パターンがあったという内容で、
将来少量の眼内液の採取でぶどう膜炎の原因疾患が同定できればぶどう膜炎外来はどんなに楽になるだろうと思える夢のあるご講演でした。
そのような日がくることを期待しつつ本日得た新しい知見を活かして明日からの診療に励みたいと思います。
今町克枝