2021年6月4日~8日、5th Asia- Pacific Glaucoma Congressがバーチャル開催されました。
Asia- Pacific Glaucoma Congressは,アジア太平洋地域の緑内障専門家が集まる学会です。元々はマレーシアで開催されるはずでしたが,
コロナウイルスの影響で6月4-8日のバーチャル開催となりました。
私は,Glaucoma and cataract symposiumで,マイクロフックトラベクロトミーと白内障の同時手術の成績を発表しました。また,
松尾先生が提出した360°隅角カメラによるマイクロフックトラベクロトミー術後の隅角観察研究が口頭発表に選ばれました。
シンガポールや中国の先生方の発表を見ていると,国際共同研究を主導した大規模スタディやランダマイズドコントロールスタディが目立ちます。
日本の研究者はそれぞれが質の高い研究をしていると思いますが,海外との協調力の点で必ずしもトップクラスとは言えません。
私も含めて日本の研究者が国際的なプレゼンスをどの様に維持していくかが大きな課題だとあらためて感じました。
谷戸正樹