先日、若手優秀論文賞をいただいたので、益田市のグラントワで開催された高校生向けの科学シンポジウムである「益田さいえんすたうん 2021」に参加させていただく機会をいただきました。
私はAGEsと糖尿病網膜症の関連に関する論文で賞をいただいたので、それに関する話題でポスター発表を行いました。
論文の内容だけでは専門的な内容になりすぎるので、ベジメーターを持参し、主にAGEs過多の食生活や野菜不足だと疾病リスクが高まるよ、という話をしましたが、
高校生にとってはかなり難しい内容だったと思います。しかしながら、多くの学生が積極的に質問をしてくれたり、熱心にメモを取ったりしてくれたので、
サイエンスに興味を抱いてくれたことがとても嬉しかったです。また、ベジメーターを実際に測ってもらったのですが、「やばっ!」とか「おおー!」といったフレッシュなリアクションが得られ、
改めてカロテノイドスコアの一般社会でのわかりやすさ、関心度を体感することができました。
研究者にとっては、こういったアウトリーチ活動も求められていくと思います。今後もこのような機会があれば積極的に参加していきたいと思いました。
高柳