第18回ロービジョン研修会

2021年7月11日(日)に島根ビジョンネットワーク主催の第18回ロービジョン研修会が開催されました。コロナ禍のため、会場、zoom、You Tubeライブのハイブリッド開催となりました。
日本眼鏡技術者協会島根県支部の横山武志さんと持田裕子さんから 「認定眼鏡士とは」「メガネの取り扱い・商品情報等」「子ども向けメガネの紹介」をしていただきました。 認定眼鏡士は県内で53名いらっしゃって毎年勉強会を開催され3年に1度の更新があるそうです。眼鏡を長持ちさせるための眼鏡の置き方や、お手入れ方法の解説もありました。 また、コロナ禍におけるマスク生活で、くもりにくい加工がしてある眼鏡レンズが再注目されているということです。子供向け眼鏡に関して、 認定眼鏡士さんは子供の眼と眼鏡の正しい知識をもとに眼鏡を作成され、子どもさんと親御さんの気持ちにも寄り添う丁寧な説明や、 アフターメンテナンスの大切さをお伝えしていただいていることが分かりました。具体的な子ども用の眼鏡フレーム名も挙げていただき、外来で眼鏡処方するときの参考にしたいです。
日本盲導犬協会島根あさひ訓練センター山田大さんより「盲導犬の役割と取得について」の話がありました。盲導犬は視覚に障害のある方の移動方法の選択肢の一つです。 日本盲導犬協会の訓練センターが浜田市旭町にあり、そこで行われている、まっすぐ歩く、曲がる、止まるなどの動作を学ばせていく訓練の過程の話を聞きました。 盲導犬の貸与は無償で、視覚障害の程度に規制はなく、見えにくかったり見えないかたで社会参加意欲のある方、責任をもって飼育管理を行える方に貸与されるとのことでした。 貸与の基準や仕組みについて知ることができました。
今回は眼鏡の基礎知識の再確認と、普段あまり聞くことのない盲導犬の話を聞くことができる機会を得たので、業務に生かしていきたいと思いました。

小村哲郎



     
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