涙道鼻腔吻合術トレーニング

2021年11月20日、ご遺体を用いた涙道鼻腔吻合術トレーニングを開催しました。
昨年に続き、当科では2度目となるCST(Cadaver Surgical Training)を行いました。今回は、学内からの3名の受講者に加え、 初めて学外からの眼科医師にご参加いただきました。昨年と同様に涙道チューブ挿入と涙嚢鼻腔吻合術を内視鏡とドリルを用いて行い、 加えて鼻外法手技を行うことで、涙道と眼窩周囲の骨との解剖学的位置関係を確認しました。
今回、4名の参加者という事で2体のご献体を利用させていただきました。このトレーニングが、 ご遺体を提供された方の意思に沿い有用なものとするよう臨床に生かしていければと考えております。 

原克典


昨年に続き、宮崎千歌先生を講師にお招きしCST、ご遺体(cadaver)を用いた手術教育のためのトレーニングに参加させて頂きました。
昨年のCSTで初めて涙道内視鏡や鼻内視鏡を使用しましたが、このトレーニングのおかげで技術的にかなり上達することができ実臨床で役に立ちました。 昨年よりも道具の使用については上達したことを実感できました。また涙嚢鼻腔吻合術鼻外法を通じて、生体に近い状態での解剖を学ぶことができました。 鼻内視鏡を使わないチューブ挿入も練習させて頂き、有意義なトレーニングとなりました。この経験を活かし、 島根大学の涙道外来を更にレベルアップさせていきたいです。
今回もお休みの中、CSTにご協力頂いた宮崎先生、解剖学教室の皆様、誠にありがとうございました。

河野通大




     
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