第21回眼科生体防御研究会がウェブ開催されました

2022年7月1日に第21回眼科生体防御研究会がウェブ開催されました。
本会は,眼科の領域で最もアクティブに活動されているフィジシャンサイエンティストの先生に講演を頂く企画です。 今回は,東京歯科大学市川総合病院の山口剛史先生に「角膜疾患アップデート」と言うタイトルで講演頂きました。 角膜移植時の免疫抑制剤使用,ホスト角膜が菲薄化している際のTop-Hatグラフト作製,輪部移植, テリエン周辺角膜変性に対する分層角膜移植と言った臨床的なテクニックに加え, 角膜混濁眼での高次不正乱視測定の重要さ,角膜内皮障害における虹彩損傷と前房水組成変化の影響, さらに驚きの治療である神経麻痺性角膜症に対する腓腹神経移植,などまさに最新の診断・研究・治療についてお話し頂きました。 また,得られた知見を論文発表することの重要さも繰り返し述べられていました。 先生が角膜疾患の患者さんの「もっと見える」「ずっと見える」をいかに真剣に取り組んでおられるかがよく分かりました。 本当に良い講演をして頂けました。
山口先生ありがとうございました。

谷戸正樹

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