2022.7.17
3連休の中日,中国四国ブロック講習会がありました。この会は,中四国各県の眼科医会が持ち回りで主催する講演会で、
今年は島根県の担当でした。講演は二つあり,一つは私が「緑内障手術療法の進歩」というタイトルで,
現在主として行われているMIGS, レクトミー,チューブシャント手術の位置づけと,
今年からデバイスが市販されて施行可能になった新しい手術である内視鏡的毛様体光凝固術(ECP)について紹介しました。
もう一つは,徳島大学の三田村佳典教授が「網舞う硝子体疾患と視機能」というタイトルで,
OCT・眼底自発蛍光と視機能の関係について様々な疾患を対象にした研究成果をお話し頂いた後に,
眼底画像から網膜色素変性の視機能を予測するAI技術に関しても紹介頂きました。
患者数の多い緑内障と網膜疾患の治療と診断に関する最新知見の講演で,情報のアップデートができたのではないかと思います。
高梨会長,枡田副会長をはじめとして本会を企画して下さった島根県眼科医会の先生方に感謝いたします。
谷戸 正樹