2022.7.25
北海道大学の野田航介先生をZoomでお招きして、
「糖尿病黄斑浮腫治療のさらなる変革への期待」というタイトルでWeb講演を頂きました。
野田先生は糖尿病黄斑浮腫を初めとした網膜血管の病気の一線の専門家であり
黄斑浮腫がどのようにして起きるのか、分子生物学的な解説のみならず物理学的な知見ももとに説明頂きました。
普段、黄斑浮腫を診たら思考停止で抗VEGF硝子体注射を施行しがちですが、
我々の行っている硝子体注射はどのような作用をもたらしているのか、考えさせられる内容でした。
そして新たな抗VEGF薬であるバビースモがなぜ期待されているのかということがよくわかり、期待が膨らみました。
野田先生は私の北海道大学時代の直属の上司であり、非常にお世話になった先生です。
本来なら島根に来て頂き、ゆっくりお話をしたいところでしたが、コロナでそれは叶わず、大変残念でした。
しかし、アップデートされ、進化した講演内容をお聴きすることができ、
変わらず活躍されている姿を拝見し、嬉しく思いました。
清水 啓史