中国向けTMHセミナーを開催しました

2022.10.19
中国向けTMHセミナーを開催しました 中国の先生方に向けてマイクロフックトラベクロトミー(Tanito Micro-hook, TMH)のセミナーを行いました。 今回で3回目になります。 いつもの通り,私がTMHの原理や手術方法,手術成績について説明しましたが,今回は他にお二人の先生が講演をされました。
复旦大学附属眼耳鼻喉科医院の陳君毅教授は,MIGSの中でのTMHの位置づけ,特徴についてお話しされた後に, レクトミー術後に行ったTMHの3症例について,眼圧下降が得られたPOAG症例,あまり効果が見られなかった炎症眼, スパイクが見られた後に眼圧下降が得られた症例について報告されました。
北京大学第三医院・北京眼科中心の呉玲玲教授は,目標眼圧に応じて術式選択をすることの需要性, レクトミー合併症の問題点,MIGSの適応についてお話しされた後に,実際にKDBとTMHを行った症例を提示しながら説明頂きました。 その中で,TMH後に毛様体解離,低眼圧を呈した症例について報告されました。
両先生ともディスポでない点,前房内操作が容易である点をTMHの利点としてあげていただきました。
今回も,60人近くの参加者があり,質問コーナーも10分の予定が40分続きました。 中国でもTMHが注目されているのを感じました。

谷戸 正樹


20221019_1_hp

20221019_2_hp

20221019_3_hp

ページのトップへ戻る