2022.11.25
ナイジェリアで眼科医をされているKalambe先生が,9月から開始された当科での3ヵ月間の研修を無事修了されました。
毎週火曜日と木曜日の私の外来と手術に全て入られ,緑内障を中心に診断や治療について熱心に学ばれました。
また,毎週水曜日は豚眼ウェットラボで超音波白内障手術やマイクロフックの練習もされました。
9月の日本緑内障学会への出席に加えて,11月の島根緑内障研究会では実際に発表され,
また,2本の症例報告を書いて現在投稿中になっています。
我々にとっても,アフリカの医療環境が十分でない状況を知ることや,
毎日の英語でのコミュニケーションは良い刺激になりました。
マイクロフックトラベクロトミーは,デバイスを繰り返し使うことが出来ますのでアフリカでも施行可能だと思います。
手作りの修了証に加えて,お土産としてマイクロフックと隅角プリズムを2セットお渡ししました。
これを機会に,Kalambe先生との交流が続くと良いと思います。
谷戸 正樹