2023.06.11
医学科6年生の高尾江里さんと市谷碧菜さんが東京国際フォーラムで開催された第23回日本抗加齢医学会総会で口頭発表しました
。高尾さんは,緑内障患者さんが本来必要な薬液量よりもどの程度多い量の点眼処方をされているか,
また,多くの薬液量を必要とする要因は何かについて発表しました。
市谷さんは,緑内障患者さんの視野検査の信頼性に与える認知機能低下の影響について,
また,認知機能低下のパターンによる影響の違いについて発表しました。二人のデータから,
加齢が,緑内障の診断や治療に大きく影響する事が示されました。
また,私自身は,シンポジウムで,二人の研究成果を踏まえて,緑内障と認知機能低下に関する知見を発表しました。
二人とも,1年前から眼科での研究を開始し,それぞれ約1500眼ずつを対象とした大規模な研究を行いました。
市谷さんについては,全体で16題だけ選ばれる優秀演題セッションでの発表でした。
二人とも,質疑応答もばっちりでした。
忙しい学業と並行して,立派な発表をやり遂げたことはすばらしいと感じました。
あとは,論文を完成させてくれることを期待しています。
谷戸 正樹