事前に各学校へマークシート式の問診用紙を配布し、一次スクリーニングを行います。一次スクリーニングで要精査となった生徒を整形外科医が診察し、疾患の有無を診断していきます。
そして理学療法士が全生徒の体幹・四肢関節可動域の測定を行い、柔軟性の低下がないかチェックします。
診察で柔軟性の低下を指摘した直後にストレッチング指導を行い、児童の理解と動機付けを促します。なぜ体が硬いといけないのか、なぜストレッチングが必要なのかを説明し、楽しみながら皆でストレッチングをしました。
同日夜に場所を隠岐病院研修室に移し講習会を開催しました。
まず熊橋伸之医師から「成長期のスポーツ傷害」の演題で成長期に起こりやすいスポーツ傷害の特徴や成因について講義しました。それを踏まえ、加藤勇輝理学療法士から「スポーツ傷害予防のためのコンディショニング」の演題で、傷害予防のためのストレッチング方法の実際を講義しました。
さらに全体でリハビリ室に移動し、ストレッチングの実技講習です。スポーツ傷害はまず予防が重要であり、またパフォーマンス向上の点でも練習効果を高めるためには適切なコンディショニングが必須です。