ホーム > 教室紹介 > スタッフ紹介
教授あいさつ
スタッフ紹介
基礎研究
臨床研究
2022年 業績
2021年 業績
2020年 業績
2019年 業績
2018年 業績
2017年 業績
2016年 業績
2015年 業績
2014年 業績
2013年 業績
2012年 業績
2011年 業績
2010年 業績
2009年 業績
スタッフ紹介

精神医学講座 教授

稲垣 正俊

 

 
 

平成30年(2018年)5月より、当講座の教授とともに、附属病院精神科の科長に就任しております。
平成6年に広島大学医学部を卒業後、研修医として総合病院である大学病院で精神科の基礎を学ぶとともに、培養細胞や動物モデルによる精神薬理学の基礎研究のテクニックを学びました。その中で、臨床では、身体疾患を患う患者の精神心理的な負担の軽減の重要性に気づき、また、研究では、脳神経回路の特に大脳辺縁系と前頭葉の異常が気分障害の病態の一つである仮説に興味を持ち、ヒトの脳画像研究が今後の病態解明の鍵となると考え、国立がんセンター研究所支所(現在の国立がん研究センター東病院臨床開発センター)の精神腫瘍学研究部に異動しました。
そこで、がんと診断された患者の中にはその後、うつ病・適応障害となりその後のがん治療・日常生活に大きく支障をきたすだけでなく、死んだほうがまだましだと考える(自殺念慮)ほどの大きな苦痛・不安を抱える患者への支援の必要性を痛感しました。
その後、国立精神・神経医療研究センターの自殺予防総合対策センターに移り、我が国の自殺総合対策の方向性を決める自殺総合対策大綱の策定の過程やその対策の実際を経験するとともに、その中でも身体疾患を患う患者の自殺予防にかかわりました。同時に、精神薬理研究部に属して、抑うつ・不安の背景にある脳神経回路と基礎精神薬理学、そしてこれらの基礎研究の知見を基とした大規模臨床研究にも関わりました。
岡山大学に異動後は、学生、初期研修医、後期研修医(専攻医)の教育指導、地域・急性期精神科医療なども経験してきました。
これらの経験を活かし、大学としての「教育」「臨床」「研究」に貢献し、社会に求められている優秀な精神科医を育成し、安全で安心な医療の提供を目指していきます。


平成30年(2018年)5月14日、稲垣正俊


職名 教授(科長)
氏名 稲垣 正俊
出身地 山口県
出身大学 広島大学医学部(平成6年卒)
広島大学大学院医学系研究科(内科系専攻)修了(平成11年3月)
学位 博士(医学)
専門分野

自殺予防学

精神医学(うつ病)

精神腫瘍学

資格等

医師免許

日本精神神経学会 専門医、指導医

日本総合病院精神医学会認定 一般病院連携精神医学 専門医・指導医
精神保健指定医

臨床研修指導医

略歴 平成6年 広島大学医学部卒業
平成6年 広島大学医学部精神神経科 研修医
平成7年 広島大学医学部大学院精神神経医学 大学院生
平成11年 広島大学医学部神経精神科 医員
平成12年 国立がんセンター研究所支所精神腫瘍学 リサーチレジデント
平成15年 NIMH(米国国立精神保健研究所)
      Mood and Anxiety Disorder Program(うつ病・不安障害プログラム)
      Visiting fellow(客員研究員)
平成17年 国立がんセンター東病院精神科 医師
平成19年 国立精神神経センター精神保健研究所 自殺予防総合対策センター
      適応障害研究室長
平成25年 岡山大学病院精神科神経科 講師
平成27年 岡山県精神科医療センター 医師
平成27年 岡山大学病院精神科神経科 講師
平成30年 島根大学医学部精神医学講座 教授
所属学会

日本精神神経学会 会員

日本サイコオンコロジー学会 理事

日本自殺予防学会 理事

日本うつ病学会 評議員

日本総合病院精神医学会 評議員
日本生物学的精神医学会 評議員
日本神経精神薬理学会 評議員
International College of Neuropsychopharmacology 会員