教育学部学校教育課程特別支援教育専攻 教授
稲垣 卓司
思春期外来では高校生までの児童・生徒さんを対象にしています。心の悩みや、ストレスなどについて相談を受けています。患者さんは中・高校生が8割を占め、「学校に行きにくい」理由での受診が全体の半分を越えています。 「本当は学校に行きたいけれど朝になるとどうしても行けない」「教室で人の中に入るのがどうしても苦手」「本当は人と仲良くしたいのに、どう思われるかを気にして疲れてしまう」などの訴えが多いです。本人は不安が強まり、保護者の方もどうかかわってよいか悩んでしまう状態になります。 短期間で解決する「特効薬」は実際にはありませんが、「今何を大切にしたらよいか」を中心に一緒にじっくりと考えていくことはできると思います。何かヒントをつかんでいただき、次のステップに向かえる機会になれたらよいかなと考えています。
医師免許 精神保健指定医 臨床研修指導医 日本精神神経学会認定精神科専門医、指導医
日本児童青年精神医学会認定医
精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会修了者
子どものこころ専門医
S60年3月 島根医科大学医学部医学科卒業 S60年6月 島根医科大学附属病院精神科神経科医員(研修医) S60年7月 島根医科大学医学部附属病院精神科神経科助手 H11年12月 島根医科大学医学部附属病院精神科神経科講師 H13年5月 島根医科大学医学部精神医学助教授 H15年10月 島根大学医学部精神医学助教授 H19年4月 島根大学医学部精神医学准教授(名称変更) H21年10月 島根大学教育学部心理・発達臨床講座(特別支援教育)教授
R3年4月 島根大学教育学部・特別支援教育専攻 教授
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