公開講座名
糖尿病対策のための地域連携体制の促進
実施責任者 佐々木 順 子 (地域看護学)
実施協力者 中谷久恵(地域看護学),松田晶子(地域看護学),廣野祥子(地域看護学)
実  施  内  容
湖陵支所では,支所管内の開業医師の参加を得て糖尿病予防対策会議を設置して,住民に個別・集団の健康教育を継続して実施してきた。本年度は,大学が提案した「新個別健康教育」を平成12年度健康診査受診者から抽出した特に行動変容の困難であった7名に実施したので,糖尿病個別健康診査受診者および食生活相談実施者20名を対象とした3ヵ月後のフォローアップ教育を開業医師の講話と指導を含めて行った。また,3月30日に本年度最後の糖尿病予防対策会議を大学と湖陵支所で共同開催し,大学から本年度の実施結果の分析・評価の発表をした。出席者は,本学教員3名,開業医師4名,出雲保健所栄養士,在宅栄養士4名,湖陵支所保健師3名・栄養士・事務職の計17名であった。個別健康教育参加者のHbA1cおよびグリコアルブミンの改善や運動能力向上の結果は,開業医師から今後の糖尿病対策における情報共有方法についての積極的な提案を引き出し,連携の改善を進めることになった。出席した開業医師を主治医とする人が改善した結果を示したこともあり,糖尿病予防対策会議では次年度計画として「新個別健康教育」による保健師・栄養士・運動指導士の保健活動の新しい方法を来年度もできる限り継続して実施すること,および効率的な手順を検討することなどが討議された。
備  考 ポスター等