公開講座名 家族ケアの質向上をめざした看護教育研究プロジェクト
実施責任者 中 谷 久 恵 (地域看護学・教授)
実施協力者 矢田昭子(臨床看護学・講師),大村典子(臨床看護学・講師),笠柄みどり(臨床看護学・助手)
福間美樹(基礎看護学・講師)
廣野祥子(地域看護学・助手),村松恵子(地域看護学・助手)
実  施  内  容
日時:平成19年1月13日(土) 13:30〜15:30
場所:島根大学医学部看護学科棟N11講義室
内容:○特別講演「実践に活かす家族看護の基礎」 森山美知子先生(広島大学大学院・教授)
    ○家族看護における看護職を対象とした調査報告「医療機関で働く看護職の家族看護への認識と教育ニーズ」
参加者:出雲市・外で勤務する看護師・保健師 67名(市外12名)

【概要】
公開講座:家族看護研修に初めて参加した看護職も多く,講演会後の感想には大学への教育的期待を求めている意見が寄せられた。参加者から事例が提示され,看護の実践方法を講師からわかりやすく解説して頂いたことで家族看護がイメージできたという感想が多かった。
調査報告:出雲市内3病院,外1病院に勤務する看護師376人を対象にアンケート実施し,有効回答者319人を分析した。主な結果では,家族看護に関心を持っている人は85.9%で,年代に関わらず家族看護への関心は高かった。この背景には以下の2つの要因が考えられた。@看護基礎教育で家族看護学の講義を受けた看護職は19.7%と少なく,卒業後家族看護の研修を受けた看護職も26.6%で研修に十分参加できていないこと。A家族の関わり方に78.1%の看護職が課題を抱えており,解決策としては病棟や院内の上司や同僚に相談することで対処している,等である。

  
写  真