フィールド学習後,活発に意見交換する大学院生(左は中村教授)
島根大学産学連携センター地域医学共同研究部門
 平成22年12月14日(火)に,松江南高校理数科1年生(33名,引率教諭2名)が産学連携センター・地域医学共同研究部門を訪れ,フィールド学習に参加しました。同校の訪問は3年目になります。本来,高校生を対象とした体験学習ですが,医理工農連携プログラムを履修する大学院生(医学系博士課程2名,総合理工修士課程2名)も受講しました。このフィールド学習ではナノ医療(産学連携センター地域医学共同研究部門・中村守彦教授),再生医療(医学部整形外科・内尾祐司教授,桑田卓助教),地域医療(医学部附属病院医療情報・花田英輔准教授),アレルギー・調湿性木炭(医学部皮膚科・森田栄伸教授)など先端医学研究を実体験し,共同研究先の地元企業(山陰電工・双方向通信ロボット「ミュー太」,出雲土建・調湿性木炭「炭八」)の研究者も実習を担当しました。この社会連携を伴い学生も参加する新しい総合教育について,高校生は「島根大学が凄い研究をしていて驚いた」,「楽しい一日を過ごしました。有り難うございました!」など,大学院生は「高校生のときに自分もこのような体験をしていたら人生が変わっていたかもしれない」,「医学と工学が組合わさった研究に感動し,研究意欲向上につながった」と感想を述べました。最後に,大学院生から高校生へ「自分のやりたいことを見つけることが大切だ」と人生を一日(24時間)に見立てて,ユニークで熱いメッセージを送りました。また,フィールド学習終了後には,大学院生がそれぞれの専門の立場から,体験した開発機器について意見交換して交流を深め,有意義なフィールド学習となりました。
骨ネジ加工を実演する整形外科の桑田助教
高校生との集合写真
高校生に双方向通信ロボット「ミュー太」を説明する山陰電工の宮本専務
最新バージョンの「ミュー太」を操作する総合理工研究科の大学院生
調湿性木炭「炭八」の効能を説明する出雲土建の浅沼研究員(手前は森田教授)
時計を人生に見立てて高校生へメッセージを送る医学系研究科の大学院生
Collaboration Center Shimane University
松江南高校理数科1年生と大学院生(修士・博士課程)がフィールド学習に参加しました