チュートリアル

チュートリアル ハンズオンセミナー
チュートリアル1
「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」が求める内部監査の実現を考える
チュートリアル2
医療情報標準化の課題 -地域連携システムにおける考慮点-
チュートリアル3
HL7実装事例紹介
チュートリアル4
日本発(初)-医用波形データ記録方式の国際標準化とその未来-
ハンズオンセミナー

病院におけるIoT・スマートデバイス活用のためのネットワーク・仮想環境について

チュートリアル

【チュートリアル1】

「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」が求める内部監査の実現を考える

日 時 平成28年6月2日(木)13:00~15:00
会 場 B会場(1階・小ホール):くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)
主 催 一般社団法人医療情報安全管理監査人協会(iMISCA)
会 費 (○事前・○当日)
2000円(iMISCA賛助会員、正会員は無料)、
3000円(医療情報学会会員/その他)
医療情報技師ポイント 1ポイント
事前参加登録

チュートリアル1 「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」が求める内部監査の実現を考える 【事前参加登録】

http://www.imisca.jp/index.php?study09_20160602
座 長 相澤 直行(iMISCA)
演 者 佐野 弘子(iMISCA)
北村 和之(高知医療センター)
佐々木 啓充(市立豊中病院)
真鍋 史朗(大阪大学大学院医学系研究科)
要旨

 今年の診療報酬改定で、電子的診療情報評価料が新設されるなどにより、医療ICTの普及が急速に進むと予想されます。電子的診療情報評価料の算定要件には、厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」を遵守し、安全な通信環境を確保することが明記されています。安全な通信環境を確保するためには、医療ICTの運用状況を定期的に確認し、問題があれば随時改善するための内部監査の取り組みが、従来以上に大切になると言えます。

 しかし、未だ医療ICTの運用を内部監査する取り組みは、ほとんど実施されていない現状があります。この理由として、診療業務の負担になること、内部監査の方法が分からないこと、更に「監査」と言う語感が「立入検査」などと重なり悪い印象を持たれていることなどが考えられます。

 そこで、すでに医療情報システムに対する内部監査を実施している先進的な医療機関の方のお話しを伺い、具体的な内部監査の実例から、「監査」の悪いイメージを払拭して、より実際的な内部監査の方法を検討する場とします。

【チュートリアル2】

医療情報標準化の課題 -地域連携システムにおける考慮点-

日 時 平成28年6月2日(木)13:00~16:00
会 場 C会場(3階・国際会議場):くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)
主 催 医療情報標準化推進協議会・日本IHE協会
会 費 (当日) 資料代 1,000円
医療情報技師ポイント 1ポイント(予定)
事前参加登録

チュートリアル2 医療情報標準化の課題
-地域連携システムにおける考慮点-【事前参加登録】

日本IHE協会HP
https://ihe-j.sakura.ne.jp/event-info/modules/eguide/event.php?eid=41
参加予定人数 約200名
座 長 安藤 裕(日本IHE協会)
豊田 建(医療情報標準化推進協議会)
要旨

平成21年からの地域医療再生基金などで、各地で地域医療ネットワークシステムの構築が行われ、全国で160システム以上(2013年日医総研調査)が稼働している。地域医療再生基金では、多くは二次医療圏を対象としていたが、近年では医療圏を超えたネットワークも構築されている。

ネットワークに接続された医療機関相互の診療情報については、多くのネットワークシステムでSS-MIX(SS-MIX2を含む)が用いられるようになり標準化が進んできているが、患者IDやセキュリティの管理については、それぞれのネットワークシステムのベンダーに任されていた。

しかしながら、医療連携が活発化すれば、二次医療圏を超えた連携が必要となり、異なるネットワークシステムの接続も求められるようになっている。そのためには、患者IDやセキュリティの管理などについての標準化が必要となる。

このような地域医療連携ネットワークの標準化に対して、日本IHE協会は、国際標準に準拠した「地域医療連携における情報連携基盤 技術仕様」を発表し、2015年7月にHELICS協議会は「医療情報標準化指針」として認定した。当該規格は、本年3月には「厚生労働省標準規格」として認定されている。

実際の地域医療ネットワークにおいても、国際標準に準拠したネットワークの構築や、異なるベンダーのネットワークを接続した事例もみられるようになった。しかしながら、患者IDやセキュリティの管理等の標準化は、システム構築の問題にとどまらず、地域医療連携の運用・管理体制などの調整が必要であり、多くの課題を解決しなければならない。

本セッションでは、厚生労働省標準規格となった「地域医療連携における情報連携基盤 技術仕様」について、そのポイントを解説するとともに、標準化を行った2つの事例について紹介する。また、それらの開発にかかわったベンダーから構築における実態の発表を受け、厚生労働省の担当官を交えて、これからの地域医療ネットワークシステムの標準化を進めてゆく上での考慮点などについて、パネルディスカッションを行う。

演題

1.「地域医療連携における情報連携基盤技術仕様 V2.0」 安藤 裕(日本IHE協会)

2.地域医療連携の構築
(1)おしどりネット   近藤博史(鳥取大学)
(2)晴れやかネット   合地 明(井原市民病院)

3.ベンダーの立場からの構築のポイント
(1)富士通
(2)NEC
(3)IBM

4.パネルディスカッション
「地域医療連携システムにおける標準化について」
  司会
    豊田 建(HELICS協議会)
  指定発言
    吉村健佑(厚生労働省)
  パネラー
    安藤 裕(日本IHE協会)
    近藤博史(鳥取大学)
    合地 明(井原市民病院)
    (富士通)
    (NEC)
    (IBM)


【チュートリアル3】

HL7実装事例紹介

日 時 平成28年6月2日(木)15:30~17:30
会 場 B会場(1階・小ホール):くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)
主 催 日本HL7協会
会 費 日本HL7協会会員: 無料
一般参加者: 3,000円(当日会場で申し受けます)
医療情報技師ポイント 1ポイント(予定)
事前参加登録
(参加申込方法)

チュートリアル3 「HL7実装事例紹介」 【事前参加登録】

http://www.hl7.jp/seminar_entry/00130の申込みフォームから
氏名、所属/会社名、会員番号(会員の場合)、その他必要事項をご記入の上、
5月31日までにお申込み下さい。
定員(150名)になり次第締切らせて頂きます。
参加予定人数 150名
座 長
(司 会)
檀原 一之 (日本HL7協会 技術委員会副委員長)
演 者 木村 通男(日本HL7協会会長 浜松医科大学教授)
吉村 尚郎(日本光電工業株式会社)
檀原 一之(日本電気株式会社)
要旨

日本HL7協会が設立され17年が経過しました。その間JAHISとともに病院情報システムと部門システム間の医療情報連携のために標準化を進めてきました。その結果は、JAHIS技術標準として患者基本情報、オーダ情報(処方・注射、検査、放射線)や検査結果情報(医用画像、検体検査結果)、診療情報提供書として標準化されております。そしてその多くはHELICS標準として採用され厚生労働省の推奨する医療情報の為の標準規格となりました。本セミナーでは、診療情報を扱うシステムベンダーと臨床検査部門システムを扱うベンダーの最新のシステムでのHL7標準の実装状況を紹介します。

プログラム

1.「HL7入門」について   15:30~16:00
    日本HL7協会会長 浜松医科大学教授   木村 通男 先生

 【概要】
 初心者向け入門編としてHL7の標準の概要について講演します。


2.「生理検査部門システムにおけるHL7標準の実装状況」について   16:00~16:30
    日本光電工業株式会社   吉村 尚郎 先生

 【概要】
 日本光電工業株式会社で開発販売している検査機器及び検査システムでのHL7標準の実装状況について
 製品の概要、導入事例等を解説します。


3.「病院情報システムにおけるHL7標準の実装状況」について   16:30~17:00
    日本電気株式会社   檀原 一之 先生

 【概要】
 日本電気株式会社で開発販売している病院情報システムでのHL7標準の実装状況について製品の概要、
 導入事例等を解説します。

[事務局および連絡先]

〒105-0004 東京都港区新橋2丁目5-5 (新橋2丁目MTビル5F)
一般社団法人 保健医療福祉情報システム工業会内 日本HL7協会事務局 担当 木下/蛯名
E-mail: office@hl7.jp  http://www.hl7.jp  TEL (03) 3506-8010  FAX (03)3506-8070


【チュートリアル4】

日本発(初)-医用波形データ記録方式の国際標準化とその未来-

日 時 平成28年6月2日(木)16:30~18:00
会 場 A会場:くにびきメッセ(島根県立産業交流会館) 1階・大展示場
主 催 一般財団法人医療情報システム開発センター
会 費 無料
医療情報技師ポイント 申請中
事前参加登録 不要
座 長 田中 雅人・日本光電工業株式会社
矢野 喜代子・一般財団法人医療情報システム開発センター
演 者 藤代尚武・経済産業省 国際標準課 統括基準認証推進官
平井 正明・ISO/TC215 エキスパート
田村 光司・メディカルストレージ/東京女子医科大学
田中 雅人・ISO/TC215 エキスパート/日本光電工業株式会社
小林 聡・ISO/TC215 エキスパート/フクダ電子株式会社
要旨

 近年、国内外で電子カルテをはじめとする医療情報システムが活発に開発され、急速に普及しようとしている。これらのシステムで医療情報のコンテンツを記述するには、文字情報、画像情報とともに心電図や呼吸波形などいわゆる医用波形情報の3要素の記述ができることが必要である。そこで、産官学共同で医用波形記述規約(MFER)をメーカ間の互換性を検証しながら、開発してきた。

 これらの成果は、2015年、日本提案による3件*のISO規格として結実し、現在は、4件目の「負荷心電図」を国際提案中であり、今年中には主要な心電図に関するISO規格が、わが国提案により完成することになる。わが国が提案する医療情報関係の国際規格は大変少なく、本成果については是非とも広く医療情報の関係者で共有していきたい。

 今回、産官学のそれぞれの立場から、医用波形データ記録方式の標準化への取組みと規格内容や地域連携での実例を交えて報告する。その後、フロアを交えて多目的に活用でき、かつ、研究や教育にも広く利用可能なMFERについて、未来をみすえたディスカッションを行う。

*日本提案ISO規格
ISO/ 22077-1:2015 Health informatics -- Medical waveform format - Part 1: Encoding rules 基本規格
ISO/TS 22077-2:2015 Health informatics -- Medical waveform format - Part 2: Electrocardiography 標準12誘導心電図規格
ISO/TS 22077-3:2015 Health informatics -- Medical waveform format - Part 3: Long term electrocardiography 長時間心電図規格


 
 

ハンズオンセミナー

ハンズオンセミナー

【ハンズオンセミナー】

病院におけるIoT・スマートデバイス活用のためのネットワーク・仮想環境について

日 時 平成28年6月2日(木)13:00~16:00
※当日受付のみ
会 場 A会場(1階・大展示場):くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)
主 催 福井大学
参加予定人数 約100名
オーガナイザ 福井大学医学部附属病院医療情報部 山下芳範
セミナー協力 マルティスープ㈱、㈱コビア、㈱ケアコム、ワイヤレスコミュニケーションラボラトリ
アライドテレシス㈱、システムシステムズ、トレンドマイクロ㈱、日立産機㈱
概要

 スマートデバイスの普及に伴い、小型の組み込み技術が大きく進化している。
 スマートデバイスとともに、これまでの機器に通信機能を付加したIoTと呼ばれるモノのネットワーク接続が急速に広がっている。これらは、医療やヘルスケア領域でもセンサーからのデータ取得の方法として活用が可能なものである。
 既に、IoTとスマートデバイスとの組み合わせによる機器も出現し、ヘルスケアでの活用が始まっている。今後は、スマートデバイスと合わせて、「時間・場所」を含めた連続データの取得も可能となる。
医療機器やセンサーのIoTとしての利用のための環境としては、デバイスだけでなくネットワーク等のインフラの検討も重要となる。
 また、これらの情報を集約する環境とともに、セキュリティへの配慮も必要となる。この中でも、モバイルデバイスとの組み合わせによるサービスや、データ利用、セキュリティ対応について紹介する。
 医療以外で既に普及が始まっているIoT利用やクラウドサービスも踏まえて、今後の医療での利用や活用についての可能性を紹介する。
 このセミナーでは、このような環境を活用するための、基本的な通信技術や通信技術、デバイスとしてどのようなものがあり、これらを活用するスマートデバイスの機能を紹介する。さらに、これらを運用するネットワークとともに仮想化・クラウドと組み合わせを考えるとともに、多くのデバイスを管理するためのセキュリティ対策についても紹介する。
 今後このようなデバイスや環境を構築するためのポイントを理解してもらう内容として構成し、今後の活用に役立つトピックを紹介する。

※本セミナーでの技師ポイントはありません。本セミナーでは、学会員と医療情報技師の方への新しい技術等の知識提供を目的としています。


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チュートリアル 募集要項

チュートリアル 募集要項
(PDF)

チュートリアル申込書(企画書)
(Word)


第20回日本医療情報学会春季学術大会では、会期初日(平成28年6月2日(木))にチ ュートリアルを公募します。オーガナイザーとなる方は、下記の要領に従って企画書 を提出してください。


演題募集期間: 平成28年1月18日(月)~3月11日(金)

【募集要領】

  1. 第20回日本医療情報学会春季学術大会・大会テーマは「次世代医療ICT基盤としての 人工知能」です。
  2. 演題募集期間内に、必ず企画書を提出してください。※締切厳守
  3. オーガナイザーは日本医療情報学会会員であることとします。座長、発表者は非学会員でも構いません。
  4. 発表言語は、日本語 または 英語としてください。
  5. チュートリアルでは、オーガナイザーのみに論文を投稿していただきます。

申し込み方法

添付の申込書(企画書)をe-mail に添付して、学会事務局宛に提出してください。

申し込み先

jami2016@med.shimane-u.ac.jp  ※受領通知メールを送付します

企画の採否について

  1. 応募されたチュートリアルはプログラム委員会で選定します。
  2. 採否については、平成28年3月下旬までにオーガナイザー宛にe-mailにて通知します。
  3. 採択後、大会ホームページの「抄録・論文投稿システム(企画演題)」にて、演題抄録の登録を行っていただきます。その際、発表者全員の演題、氏名、所属、連絡先e-mail を登録いただきます。

版権・著作権について

演題申込時の抄録ならびに論文集原稿の版権は日本医療情報学会に移譲されるものとします。これには、抄録集の作成と配布、論文集の作成と配布、およびこのいずれかを全体として将来再利用し、配布することが含まれます。著作権は著者に帰属し、ウェブ上で公開することについては著者の承諾を得るものとします。

利益相反(COI)について

当日の発表時に利益相反についての情報開示をお願いします。
口演発表の場合は、最初に利益相反自己申告に関するスライドを加えてください。

【COI申告スライド例】
■申告すべきCOIが無い場合
■申告すべきCOIが有る場合