|
|
|
現 状
◆医療情報部の役割
大学病院において、医療情報とは意思決定に必要な知識という意味であり、医療情報システムとは意思決定に必要な知識を蓄積し、その知識を迅速に検索・表示できるシステムの事をさしています。医療情報部は、この医療情報を管理・統合する部門です。
病院が持つ患者情報の保護や利用に関する企画、医療情報システムに関するセキュリティ管理や電子診療録における医療情報のあり方に関する企画・運用を行っています。
◆医療情報部が行うシステムの開発と運用医療情報部は、主として、以下のシステムの開発と運用を行っています。
- 大学附属病院における診療部門に関するすべての業務データを蓄積し、日々の診療を支援する医療情報システムの開発・運用
- 大学附属病院における医事会計部門に関するすべての業務データの蓄積と運用
- 地域医療連携センターと共同で、地域医療機関との連携を図る地域医療情報ネットワークシステムの開発と運用
◆島根大学医学部附属病院の医療情報システム
旧来、大学病院の役割は、高度先進医療を推進し、先進医療の下で医学生・研修医を教育することで、未来の日本の医療を発展させていくことがその中心でした。しかし法人化に伴い、国立大学病院は健全な病院経営と地域に開かれた先進医療の推進という大きな役割をも課せられています。
医療情報部は、これらの役割を担うべく、平成18年9月に電子カルテ(電子診療録)を稼動し、平成15年10月稼動の無線LANを利用した院内ユビキタス環境の構築などを進めています。また平成19年5月の医療情報システム更新と平成19年8月のバージョンアップにより、以下の機能を拡充すべく活動を行っています。
- 診療記録や指示の正確な入力と伝達を助けるシステムの構築と実装
- 各診療科・診療部門が蓄積したデータを、臨床医学の研究・教育に活用でき、臨床にあってはEBMを実践できる形に変換できる情報系データベースの構築と実装
- 診療データと医事会計データの融合により、病院の経営改善のための意思決定に必要なデータを即時に抽出できる経営分析システムの開発
- 上記3システムと連携した地域医療情報システムの構築 地域の医療機関との間で必要な患者情報を交換し、より密接な関係を持って医療を効率的かつ効果的に進めるためのシステムの構築
Copyright(C) 1999-2013, Division of Medical Informatics,
Shimane University School of Medicine, School of Nursing.
|
All rights reserved.
|