島根大学病院の新型コロナウイルス感染対策について(8月~9月)【病院ニュース9月号】

公開日 2020年09月23日

 

島根大学病院の新型コロナウイルス感染対策について (8月~9月)【病院ニュース9月号】


病院長 井川 幹夫

 

 8月初旬に松江市の高校で大規模な新型コロナウイルス感染のクラスターが発生し、また島根県西部で初めて益田市に感染者1名が確認されたことを受けて、当院の感染対策のフェーズを8月12日付けで1から2に引き上げております。フェーズに応じた対応策として、一旦緩和していた個室の面会制限を厳しくさせていただいております。4人部屋については、これまで通り面会制限を継続し、個室への訪問も原則お断りすることにいたしました。Wi-Fi 利用によるオンライン面会で我慢していただくようお願いしております。また、外来受付の検温を非接触型の検温とし、病院玄関では複数の患者さんの検温を同時に行えるモニターを設置して混雑解消を図っています。8月18日には全国の新規感染者は1千人を下回っていますが、特に東京都と大阪府で重症者数、死者数の増加傾向が認められ、感染拡大が続いている沖縄県では医療提供体制が逼迫し、自衛隊から看護師が派遣され、複数の県からも看護師の派遣が計画され、さらに沖縄の医療機関に入院している感染患者を他県で治療する計画も検討され、医療提供体制も次のステージに進みつつあることを実感しています。当院も重症患者の治療を基本とすることに変わりはありませんが、他県の状況も注視しながら感染対策を実施いたします。

 新型コロナウイルスの感染拡大、影響の長期化が予測されている中で、「with コロナ」の社会で生活する上で、PCR 等の検査が果たす役割は大きいと考えます。前号でお伝えしたとおり、当院では新たに COVID-19 検査センター(矢野彰三センター長、荒木 剛副センター長)を設置し、検査技師の増員、医師クラークの配置を行いました。PCR 等の検査目的は、新規感染者の接触者を対象とした検査に加えて、術前スクリーニング、職員の出張、職場環境の管理等、多様化しています。1 週間あたりの検査可能件数は、8月が 150 件、9月は 200 件、抗原定量検査機器を導入する 10 月中旬以降は 400 件の見込みで、いずれも唾液をサンプルとすることを標準としています。県内の医療機関からの PCR 等検査を当院が受託し、検査結果を迅速にお知らせする体制が整いました。9月1日から検査を承っていますので、必要に応じてご依頼いただきますようお願い致します。受託検査の概要を同封しておりますので、ご覧いただければ幸いに存じます。

 地域の医療機関の皆様には、今後ともご支援・ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。