島根大学医学部ワークライフバランス支援室
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WLBを実現するための取り組み紹介

                   看護部(放射線部・光学医療診療部)編
                 〜 どんどん変えていく。常に改善、改善! 〜


具体的な取り組み内容を教えてください。
4月より、新たに2人の新人看護師を迎え、放射線部・光学医療診療部には22名の看護師・看護助手が配属されています。看護部が推進しているPNS(パートナーシップナーシングシステム)が導入できるように、部署の枠を超え、両部署がひとつのチームとして協力し合っています。こうすることにより、効果的、効率的な人員配置ができるようになりました。
さらに昨年度は、看護部が掲げている年間休暇取得日数の目標である12日をクリアしました。今年度もクリアしていきたいと思います。

取り組みを始めたきっかけは何ですか?
この2部署は一人の看護師長が兼任していましたが、人員配置を含め業務は全く別々でした。両部署とも主に検査を業務とする部署ですが、放射線部は下部内視鏡の検査等で午後忙しく、光学医療診療部は上部内視鏡の検査等で午前に忙しい部署です。しかし、お互い忙しくても部署を超えての応援は、ほとんどありませんでした。
H26年度、放射線部の看護師長として配属されたのを機に、協力しあえないものかと考えました。まず、2部署間で忙しい時に相互応援する体制を作りました。
しかし「応援」のままでは、「あくまでも応援は応援、自分の部署は部署」という固定概念を拭うのは容易ではありませんでした。
そこでH27年度より、応援という形ではなく1チームとして活動し、検査オーダー数を見ながら、部署の垣根を越え人員を配置するようにしました。

取り組みを始めて何か変化はありましたか?

業務の効率化が図れ、超過勤務も減ってきました。超過勤務が減ると余裕が生まれ、ひいては患者さんの安心・安全に繋がってきました。そして、チームで助け合うことで、お互いを知り、意見を言いやすい雰囲気ができました。

後輩のみなさんに伝えたいこと

私自身は長い間、病院と家とを往復する仕事中心の生活でした。2年前、看護部WLB推進委員会のメンバーとなったことで、研修会等に参加しWLBを考える機会を得て、推進する立場となりました。
後輩のみなさんには、看護の専門性を高めるとともに、社会の一員として自覚を持ち、毎日に生活を大切にし、趣味を持ち、本を読み、たくさんの人に出会い、充実した時間を過ごしてほしいと思います。
次の曲がり角を曲がると何があるか分からない。でもきっと何かいいこと、楽しいことが待っていると思いますよ。

ワークライフバランス実現のために
管理者は皆が生き生きと働きやすい職場環境を作ることが責務だと思います。自分の価値観を人に強いらず、一人一人の違いを受け入れ、思いやる気持ちを大切にしていきたいと思います。
看護という素晴らしい仕事と生活の両立を実現することにより、好ましい相乗効果が生まれることを期待しています。その実現に向け、管理者だけでなく私達一人一人が現状をどんどん変えていく、改善、改善です!


                  

                                  (看護部放射線部 糸賀かおる看護師長 2015/5/8)

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