島根大学医学部ワークライフバランス支援室
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WLBを実現するための取り組み紹介

                       解剖学講座発生生物学編 
                  〜 業務の効率化でみんながハッピーに!〜


具体的な取り組み内容を教えてください。
解剖学講座では、16時終了予定の学生実習が週1〜2回、19時頃まで延長します。昨年度まで、延長時には3名の教員全員が残って指導していましたが、本年度より当番制とし、1名の教員に任せるようにしました。他の教員は自分の業務を行ったり、早めに帰るよう努めています。

取り組みを始めたきっかけは何ですか?
今年の4月から第1子が就学するにあたり、地域の学童クラブに18時までに迎えに行かなければならないため、夕食付で夜間帯まで延長保育があった保育所に通所していた頃のように働くことができなくなりました。
そこで、講座内で話し合い、実習延長時に当番制を導入しました。当番の時は出雲市のファミリーサポートセンターを利用し、学童クラブから大学へ送迎をお願いしています。子どもが学校に慣れてきたのを見計らって、今後は本学の学童一時保育の利用も考えています。また、保育所やファミリーサポートセンターへの依頼は原則前月末までのため、17時以降の会議や休日の待機当番の年間予定表を作成しました。

取り組みを始めて何か変化はありましたか?

教員全員の実習に伴う超過勤務が週1〜2回から、月2〜3回へ減りました。業務の効率化を図ったことで、男性教員も研究や講義準備などに時間がさけるようになりました。

ワークライフバランス実現のために
大事なことは、子育て世代が無理なく働けるよう業務全体を見直し、効率化を図ることです。その結果、子育て世代のみならず、職員全員が平等にその恩恵を受けることができます。支援に偏りがあったり、逆に支援がほとんどなかったりすれば不平等感、疲弊感で不平不満もたまりかねません。
幸い私の場合、職場の上司・同僚の理解のもと、講座を挙げてサポートしていただいています。私も大学に貢献できるよう4月から環境マネジメントシステム(EMS)、安全衛生委員会のメンバーとなりました。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」話し合いながら解決策を見つけていくことが大切だと思います。

                  

                              (解剖学講座発生生物学助教 小川典子医師 2015/6/24)

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