島根大学医学部附属病院長のご挨拶


「大学病院連携型高度医療人養成事業」の実施に向けて

(山陰と阪神を結ぶ医療人養成プログラム)
(都会と地方の協調連携による高度医療人養成プログラム)

島根大学医学部附属病院
院長 井川幹夫

本院は地方にあっても大学病院ですので、臨床研究の拠点として先端的医療を推進し、若手医師が本院に軸足を置き、研究活動を行いながら深い洞察力を持った医師としてのキャリアを形成できる環境づくりを推進しなければなりません。本院はこれまでも各医師のキャリアプランの実現のため、初期研修から後期研修、専門医資格、医学博士の学位取得、その後の臨床研究あるいは高度医療の実践まで病院を挙げて支援してきましたが、若手医師の多様なキャリアプランに対応するために複数の大学病院間の連携・協力が求められるようになりました。2008年度に文部科学省が公募した「大学病院連携型高度医療人養成事業」(2010年度に名称変更:医師不足解消のための大学病院を活用した専門医療人材養成)に本学が申請した「山陰と阪神を結ぶ医療人養成プログラム(地域医療と高度先進医療の融合による新たな教育システムの構築)」(4大学連携:本学、鳥取大学、神戸大学、兵庫医科大学)と、東京医科歯科大学が申請した「都会と地方の協調連携による高度医療人養成-「付加価値」を身につけるテーラーメイド研修-」(3大学連携:東京医科歯科大学、本学、秋田大学)が採択されました。なお全国の国公私立の大学から申請された28件の中から19件が採択されています。

2008年度以降、4大学連携、3大学連携いずれのプログラムにおいても、各大学の得意分野を生かした研修を行えるよう、密接な連携の下に実施されてきました。3大学、4大学合同FD、セミナー開催、コーディネータ会議を通じて明らかになった課題を検討して、さらに魅力のある養成プログラムとすることにより、研修に参加した医師の評価も向上しています。今年度でこれらの養成プログラムは終了しますが、この事業を契機として、大学間の連携が幅広い視野を持ち、科学的思考の上に臨床を展開する若い臨床医の養成につながることを期待しています。

2008 © 島根大学医学部附属病院 キャリア形成支援部門 公式HP,