医1年 数理・データサイエンス(令和5年度)
<授業概要>
■授業の目的
EBM(根拠に基づく医療)の基礎となる統計的データ分析について,回帰分析,平均値の差の検定など基本的な手法をとりあげ,その背景にある考え方,分析の手順,結果の読み方をパソコンによる演習形式で学ぶ。加えて,情報リテラシとして,オフィスソフトウェアの使い方及び情報技術を安全に利用するための情報セキュリティについて学ぶ。
■ディプローマポリシーとの関連
研究への志向力
11. 研究心(リサーチマインド)を持って、真理を探究し、未知の分野を切り拓こうとすることができる。■到達目標
1. 情報セキュリティについて理解し実践できる。
2. ワープロソフトを用いて,レポートを作成できる。
3. プレゼンテーションソフトを用いて,スライドを作成できる。
4. 表計算ソフトを用いて,次の各手法によるデータ分析を実施できる。
・データのグラフ化と基本統計量による要約
・相関分析及び回帰分析
・基本的な確率の計算
・母平均に関する推定と仮説検定■キーワード
情報リテラシー,統計学,回帰,検定,推定
■授業の進め方
各回の前半に講義形式で手法の説明を行い,後半に演習を行う。
■評価方法
期末試験,各回の演習課題及び出席により評価する。
■合否基準
期末試験を概ね80%,各回の演習課題を概ね20%の割合で組み合わせて100点満点の成績点を算出し,60点以上を合格とする。
■教科書・参考書
講義テキストを島根大学Moodleにて電子形式で配付する。
■オフィスアワー
平日 9:00〜17:00
■コアカリとの関連
B-1-1) 統計の基礎
ねらい:確率には頻度と信念の度合いの二つがあり、それを用いた統計・推計学の有用性と限界を理解し、確率変数とその分布、統計的推測(推定と検定)の原理と方法を理解する。
学修目標:
@データの記述と要約(記述統計を含む)ができる。
A主要な確率分布を説明できる。
B正規分布の母平均の信頼区間を計算できる。
C基本的な仮説検定の構造を説明できる。
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