医1年 数理・データサイエンス(令和6年度)


<授業概要>

■授業の目的

EBM(根拠に基づく医療)の基礎となる統計的データ分析について,回帰分析,平均値の差の検定など基本的な手法をとりあげ,その背景にある考え方,分析の手順,結果の読み方をパソコンによる演習形式で学ぶ。加えて,情報リテラシとして,オフィスソフトウェアの使い方及び情報技術を安全に利用するための情報セキュリティについて学ぶ。

【ディプローマポリシーとの関連】
研究への志向力
11. 研究心(リサーチマインド)を持って、真理を探究し、未知の分野を切り拓こうとすることができる。

■到達目標

1. 情報セキュリティについて理解し実践できる。
2. ワープロソフトを用いて,レポートを作成できる。
3. プレゼンテーションソフトを用いて,スライドを作成できる。
4. 表計算ソフトを用いて,次の各手法によるデータ分析を実施できる。
・データのグラフ化と基本統計量による要約
・相関分析及び回帰分析
・基本的な確率の計算
・母平均に関する推定と仮説検定

■キーワード

情報リテラシー,統計学,回帰,検定,推定
SDGs: 3.すべての人に健康と福祉を
SDGs: 12. つくる責任、つかう責任

■授業の進め方

各回の前半に講義形式で手法の説明を行い,後半に演習を行う。 

■評価方法

期末試験,各回の演習課題及び出席により評価する。

■合否基準

期末試験を概ね80%,各回の演習課題を概ね20%の割合で組み合わせて100点満点の成績点を算出し,60点以上を合格とする。

■教科書・参考書

【授業資料】
講義テキストを島根大学Moodleにて電子形式で配付する。   

【参考文献】
東京大学教養学部統計学教室(編),「統計学入門」,東京大学出版会,1991
鶴田陽和(著),「独習統計学24講 医療データの見方・使い方」,朝倉書店,2013
市原清志(著),「バイオサイエンスの統計学 正しく活用するための実践理論」,南江堂,1990
永田 靖,吉田道弘(著),「統計的多重比較法の基礎」,サイエンティスト社,1997

■オフィスアワー

平日  9:00〜17:00

■コアカリとの関連

IT-02: 医療とそれを取り巻く社会に必要な情報・科学技術の原理
IT-02-01: 情報・科学技術を活用した医療
IT-02-01-01 情報端末(コンピューター、スマートフォン等)を用いてインターネットやアプリ等を医療の実践に活用できる。
IT-02-01-02 情報・科学技術を用いて収集した情報及びデータを基に問題解決を図る

SO-02: 疫学・医学統計
SO-02-03: データ解析と統計手法
SO-02-03-01 尺度(間隔、比、順序、名義)について説明できる。
SO-02-03-02 データの分布(欠損値を含む)について説明できる。
SO-02-03-03 正規分布の母平均の信頼区間について説明できる。
SO-02-03-04 相関分析、平均値と割合の検定等を実施できる。
SO-02-03-05 多変量解析の意義を理解している。

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