Senju Ophthalmic seminar in Matsue

 松江でのセミナーに当科一同、参加しました。 今回の特別講演は当科の臨床教授でもある京都府千原眼科の千原悦夫先生と埼玉医科大学病院眼科の庄司拓平先生です。 お二人はご高名な先生ですし、島根とも縁がありますので、学会などで何度もお会いしていますし、いろいろな助言をいただいています。
 千原先生のお話は、緑内障のお話です。酸化ストレスや眼の局所の血流のお話など、教科書に載っていないお話を沢山していただきました。 僕が印象に残ったのは血流の改善にはサプリメントも一役買いますが、サプリメントの摂りすぎも健康を害する、というお話でした。 酸化ストレスは当教室の1つの研究の柱でもあります。今後の研究にも役立つお話を沢山聞くことができました。
 庄司先生のお話は、OCT Angiographyのお話でした。 OCT Angiographyでは第一線で活躍する先生ですので、特に機種間での画像の違いや、無血管領域を自動測定する話など、 今の診療だけではなく、今後の島根の眼科医療を向上させるうえで大切なお話をしていただきました。
   緑内障、というより眼科の領域も他の領域と同様に、この5年をみても医療機器の目覚ましい進歩で 診断や疾患分類がどんどん変わっていっています。医療の進歩についていくのももちろんですが、 お二人のように診療の最先端に立って、医療を進歩させていく姿勢を学ばせていただいた、良い勉強会でした。

杉原 一暢



庄司先生                      千原先生
     
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