第9回島根県眼科臨床研究会

 H30.9/9に出雲市ニューウェルシティ出雲で第9回島根県眼科臨床研究会が開催されました。 岡山大学の内藤知子先生からは”アドヒアランス維持のためのsolution”をテーマにご講演いただきました。 点眼指導や点眼時姿勢の大切さや、緑内障点眼治療において全身疾患(うつ病・認知症・COPD・妊娠等)を考慮する必要性、 緑内障手術に影響する緑内障点眼の副作用(DUES等)等を実症例に基づき、わかりやすくお話していただきました。 次に、大阪市立大学の本田茂先生からは“日本人の加齢黄斑変性症~診断と治療~”をテーマにご講演いただきました。 滲出性AMDの診断(簡潔編)やなどのAMD診断のコツや新しい疾患概念であるpachychoroid spectrum disease (neovasculopathy, CSC等)を 解説していただき、また、PDT治療の現在の立ち位置や、今後のAMD治療における感受性遺伝子(ARMS2)の遺伝子多型を活用することによって 治療成績・回数・PDT併用による効果をある程度予測できる可能性についてわかりやすくお話していただきました。 緑内障と加齢黄斑変性どちらもわかりやすく勉強することが出来たお得な研究会でした。

髙井 保幸


内藤先生                  内藤先生と本田先生
     
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