第23回PDT講習会


2018年11月11日,大阪で第23回PDT講習会を受講,認定試験を受けてきました.
全体で80名ほどの参加でしょうか.
以前は加齢黄斑変性症に対して有効な治療として数多く施行されていたと思います.
今,ネットで見てみるとPDTが日本で承認されたのが2004年と書いてあるので,僕が高校生の頃の話です.
そして,僕が医学生の頃には加齢黄斑変性に対して抗VEGF薬の眼内投与が行われるようになり,
研修医になったときには,すでに抗VEGF薬が加齢黄斑変性症治療のゴールドスタンダードでした.
加齢黄斑変性症は今は抗VEGF薬のおかげで非常に視力予後が改善された病気ですが,その薬価の高さは医療経済を圧迫します.
また,1ヶ月に1度の注射は患者さんの負担にもなってしまいます.
 
PDTは,すべての加齢黄斑変性症の病型に有効というわけではありませんが, 抗VEGF薬の併用で,硝子体注射の回数を減らすことで治療費負担を少なくしたり予後の改善に繋がる可能性があります.
この治療は認定医ではないとできませんので,しっかり勉強をした上で治療を行いたいと思います.

ちなみに今回の講習会場は新大阪でしたが,講習会の時間の関係上,飛行機がよい便がありませんでした.
しかし!島根も以前に比べれば都会ですので様々な交通機関が存在します.
そこで,朝7時15分に出雲市駅を高速バスで出発し,12時40分に新大阪に着きました.
18時05分発のぞみに乗りました(新幹線に乗ったのは5年ぶりくらいです)
岡山で15分の待ち時間の後,特急やくもに乗って,なんと22時10分には出雲につくことができます!

・・・今は帰りのやくもの中でこの文章を書いています.
知っての通り,特急やくもは非常に揺れるので気持ちが悪くなってきました.
意外と高速バスは乗り心地がよく,快適でしたので次回は絶対に飛行機か,高速バスを使おうと心に決めた一日でした.


杉原 一暢

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