カナダのIke Ahmed先生を訪問しました

2019年4月24日〜26日カナダのIke Ahmed先生を訪問しました。
毎年Association Research in Vision and Ophthalmology (ARVO)の前に,緑内障で有名な先生を有志と一緒に訪問しています。 今年のARVOはバンクーバーですが,その前に,ミシサガ(トロントの隣)のIke Ahmed先生を7人(島根大学からは私と髙井先生)で訪問しました。 Ahmed先生はたぶん緑内障手術では世界で最も有名で影響力のある先生です。
24日と25日は,Credit Valley Hospitalの手術室に入って朝から晩まで手術見学をしましたが, Ahmed先生が我々の訪問を見越してバリエーションに富んだ手術を予定して下さっていました。 GATTやiStentに加えて, ABIC, iStent Inject, Hydrus, InnFocus, XENと言った日本ではまだ認可されていないデバイスによる手術を見ることができました。 また,術中の隅角観察やテノン嚢の処理の仕方,止血へのこだわり等,手術への情熱の高さを感じることができて大変に勉強になりました。 また,手術映像についても大変重視されていて, 60-65インチの手術モニターが部屋に3台,内1台は3D画像で,記録は全て4K映像でした。 また,手術顕微鏡には術者の手元が録画できるようにGoProが取り付けてありました。是非,当院でも見学者向けの3D表示と高画質録画を導入したいと思います。
25日の夜は,食事をしながら日本側の訪問者5人がプレゼンテーションを行いました。 私はマイクロフックロトミーについてお話をしましたが大変に興味を持ってもらいましたので,近いうちにフックをAhmed先生に送ろうと思います。
26日は,我々が宿泊しているホテルの会議室を借りてAcademic Roundを行い,Ahmed先生の指導を受けている先生方からの呈示された研究についてディスカッションをしました。 その後,Prism Eye Instituteに移動してAhmed先生の外来診療を夕方まで見学しました。カナダ国内の患者さんはもちろん,アメリカからも多くの紹介患者さんが受診していました。 1例1例について我々と治療方針について意見を交換しながら外来診療をして頂き,大変勉強になりました。
Ahmed先生やその他の先生に本当に良くしてもらい,充実した3日間でした。


谷戸正樹 


Credit Valley Hospitalで手術見学
        
 Dinner Presentation         Prism Eye Instituteで外来見学
   
      
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