第41回日本光医学・光生物学会に参加して

2019年7月19日・20日の二日間、富山で開催された第41回日本光医学・光生物学会に出席してきました。
10年以上前にも光医学・光生物学会が富山で開催された事があったのですが、雨の影響でダイヤが大幅に乱れ、 富山まで行くはずのサンダーバードは大混雑。なんとか自由席を確保して座れたものの結局金沢で運行を停止、 そこからまた大混雑の特急に乗り換えてようやく富山に到着したのでした。そんな嫌なことを思い出したのは、 丁度台風5号に刺激された梅雨前線が日本列島に雨を降らせていたからです。悪い予感というのは当たるもので、 まず出雲空港発の飛行機が到着便の遅れにより20分ほど遅延、その後伊丹空港から新大阪までの移動はスムーズだったものの 結局予定より1時間あとの金沢行きのサンダーバードに乗る羽目になり(なぜならサンダーバードは1時間に1本)、 しかも線路の安全確認のため福井県内で30分停車、北陸新幹線に乗り換えて富山駅に到着したのは大学を出てから8時間後でした。やっぱり富山は遠いです。
今年の学会はシンポジウム、特別講演、セミナ―が大変充実しており、多分野にわたる内容で大変興味深いものでした。 大平前教授が学会賞を受賞され、授賞式と受賞記念講演も行われました。大平先生がこれまで一貫して網膜光障害についての研究をされてきた事が判る内容でした。 「光」をキーワードに行われる学会ですので、例年、物理化学系の一般演題などは聞いていて「?????」となる事があるのですが、 おそらく今年の一般演題で誰もが「?????」となったのは間違いなく松尾先生の隅角カメラの演題だったと思います。 しかし、訳の分からない演題を聞けるのがこの学会の醍醐味だと最近は思うようになりました。いろんな分野の研究者と知り合える学会はなかなか無いと思います。 ぜひ若手の先生たちにも一度参加して、訳の分からなさびっくりしてみて欲しいです。
なお、今年の学会で私が一番びっくりしたのは、受付の際に「記念にお持ち帰りください」と渡されたお土産のお米300gが富山米ではなくまさかの隣県、新潟の越後米だったことです。何故!?

海津 幸子


     
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